Big Hero 6を見る前に知っておきたいマーベル前提知識、それともう1つの「ベイマックス」

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ネタばれにならぬよう細心の注意を払いながら…。

LINK: ベイマックス|映画/ブルーレイ・デジタル配信|ディズニー|Disney.jp |

さて、アメリカ本国では11月7日に公開され、初週末は1位を飾ることができた「Big Hero 6」のお話。

このお話はアメリカ本国と日本のプロモーション手法が異なることは予告などでご存じかと思いますが、実はアメリカにおいてもほとんど触れられていない点があります。それは「マーベル原作」であること。とはいえ、原作と映画の違いのことをいいたいわけではなく、マーベル作品には他にはあんまり気にしていなかった面白い特徴があります。それは、「マルチバース」という考え方。

とかいう私もこの考え方を知ったのがつい最近で、私の説明よりも下記のブログを読んだ方がいいです。「蛇足その1」の部分。

LINK: アメリカとコロコロが最強コラボ!!:『まーべる・あべんじゃーず』 – 冒険野郎マクガイヤー@はてな

ネットに長くいればご存じかと思いますが、スパイダーマンは1978年、東映による実写版が放映されており、これがネット上で一時大人気になったこともありました。主にニコニコ層。通常であれば、これは「原作への冒涜だ!」という流れになるはずなのですが、マーベルの世界では「バースが違う」のひと言で終わってしまうのが特徴。

マーベルのスーパーヒーローは一つの世界に共存しながら、パラレルワールド(マルチバース)が広がっており、ある世界ではデッドプールがアベンジャーズを皆殺しにしているし、ある世界ではX-MENが存在しないし(映画バースである“マーベル・シネマティック・ユニバース”)、ある世界ではスーパーヒーローやヴィランがDセキュアされ子どもたちとともに活動(“ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ”世界)している、というのが矛盾なく繰り広げられているのです。

いや私が知らなかっただけでその筋では常識なんだと思いますが、「マーベル・シネマティック・ユニバース」ってそういう意味だったのか!と驚いたので...

さてベイマックス。ベイマックスはもともとコミックス版「Big Hero 6」として登場しました。が、ほとんどその歴史は埋もれたままで、正史(マーベルバースは番号が付いており、正史はアース616)ながらほとんど独立したお話でした。

そして今回、ディズニー版の「Big Hero 6」が登場します。登場人物名は同じながら、その出自もスタイルも全く異なる作品に仕上がっています。けれどこれは「バースが違う」というひと言で終了してしまうのがマーベルなのです。ここまでが前振りです。

もう1つのバース? コミックス版「ベイマックス」

私も指摘されるまですっかり忘れていました。実は、日本では本国以上に「ベイマックス」に力が入っています。それが、現在もマガジンSPECIALで連載が続くマンガ版の「ベイマックス」です。第0話、1話がWeb上でも読むことができます。0話はkindleで無料配信、1話はマガメガで配信中。そして映画公開とほぼ同時に第1巻が発売されます。

このマンガ版ベイマックスは、これまで「ファイ・ブレイン 最期のパズル」などを手掛けた上野春生さんによるもの。もともとヒロ、そして兄のタダシは日本人イメージで(舞台はサンフランソウキョウなので架空の世界であるのであくまでイメージ)作られていることもあり、日本の「マンガ」スタイルに非常にマッチしています。あ、特定ターゲットにおいての「ショタと兄弟愛」の意味です。

なぜ私がこの話題をスルーしていたかというと、映画のネタばれになるんじゃないか、と思って避けていたから。しかし上記「マルチバース」の考え方をすっかり忘れておりました。映画版を見てからマンガ版を見た感想ですが、「あっ、これはアレだ、アレとしかいいようがない!」と思った次第です(いま書けるわけがない)。

ディズニー映画ファンは特にそうなのかもしれませんが、ネタばれに強い嫌悪を持つと思います。実はこのマンガ版ベイマックスは映画公開よりもかなり前から連載がスタートしており、むしろディズニー映画ファンであればあるほどこのマンガを視界に入れていなかったのではないかと思います(私)。私もまだ公開まで1カ月以上ある現段階で、マンガ版をいますぐ見ろとは言いづらい状況です。が、「マンガ版の存在を忘れるな!」といっておきたいと思います。

今回ひょんなことからちょっとしたお話を聞ける機会がありまして、上記アレだと思っていたところについて聞いてみたりしたのですが、これは与えられた情報群——映画、マンガ版、そしてアート資料群——からいろいろ妄想できる案件。そしてそこから、ディズニー、マーベルの考え方の一端が見えそうな予感がします。そのヒントとして、かなり先行して動いていた、日本にしかないこの「マンガ版ベイマックス」が結構重要なピースになってるのでは? と。

上記、マガメガで見られる第1話でも超びっくりする展開が待っています。映画をすでに見たよ、という方はまずは第1話を見ておくといいかも。アレやろ、アレ。

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