オリエンタルランド「アニュアルレポート」「2015年3月期 第1四半期決算資料」公開

企業としてのオリエンタルランドに興味を持っている方ならば、確実に目を通しておきたい資料群です。

第1四半期の決算とともに、各種IR資料が公開されています。まずは上記の決算短信などを参照していただきたいのですが、30周年のアニバーサリーイヤー後ではあるものの、想定していたほどの落ち込みがないとして、株価は続伸していました。

一般的には、まず下記のアニュアルレポートを読むといいでしょう。これまでに発表された中期経営計画、および今後10年の計画(いわゆる「5000億円の投資」)が詳細に解説されています。しかも分かりやすく。必読。

気になったのはこのへん。強調は筆者。★は個人の感想

また、「2023ありたい姿」に向けて、テーマパーク価値の最大化に向けた大型投資案件等を決定し、順次着手していきます。なお、2つのテーマパークへの大規模投資が本格化する時期は、2018 年 3 月期以降を予定しています。(22ページ)

(★2018年3月期以降、ってのは初めて出てきたかも。意外と速い。)

新規事業への投資方針
舞浜エリア外での新たな成長へ向けた(中略)投資の考え方としては、ゼロからの事業立ち上げのみならず、事業提携やM&A等、最適な手段を幅広く検討していきます。 また、投資時期・規模によっては、有利子負債も活用していく考えです。具体的な投資案件については、決定次第発表していきます。(24ページ)

(★いままで苦労して減らしてきた有利子負債を、また増やす可能性にまで言及しているということはかなり本気。そして事業提携の話は最初からアピールしてたので、これもしかしてもう大筋方向は決まってるんじゃないかな。そうだといいなあ。)

そしてもう1つの注目文書はやっぱり電話説明での質疑応答でしょう。

LINK:2015 年 3 月期 第 1 四半期決算 電話説明会 質疑応答


ここでの気になったやりとりを引用します。★は個人の感想。

Q4)
チケット単価について、「ワンス・アポン・ア・タイム」の導入で夜間パスポートの構成比が増加し、単価は下がるのではと考えていたが、実際には「ほぼ同様」だった理由は。

A4)
5 月末にスタートした「ワンス・アポン・ア・タイム」の影響で夜間パスポートが増えたことはチケット単価の減要因となった。一方、首都圏ゲストの増加により 1 デーパスポートが伸びたことがチケット単価の増要因となり、その結果、全体では前年とほぼ同様となった。

(★これは面白い動き。自分の周りの人から夜間パスポートについて聞かれることが多いけど、実際に使ったという話はあんまり聞かないなあ)

Q6)
今後、「アナと雪の女王」に関連するプロダクトを導入する可能性はあるか。

A6)
現時点で具体的に決定しているものはない。

(★ですよねー。個人的な予想ではパークよりもホテルが先行すると思ってる。アナ雪カクテルはその先陣。ビビディ・バビディ・ブティックあたりからと予測してます)

Q11)
「2023 ありたい姿」で発表した 5,000 億円の投資について、現時点までの進捗があれば教えてほしい。
A11)
今年度中には5,000億円の投資の内容の一部についてお伝えする方向で進めている。

(★待ってます。今年度発表で2018年度3月期以降ということは、これまでの実績を考えると大きめのアトラクション新造が可能な期間。)

いやとにかく面白い資料が大量に出てきました。5000億投資の一件もすでにTwitterでの騒ぎは沈静化していますが、この辺の資料からもたらされる知識を前提とした想像の方がより楽しいものになりますよ。

WORLDWIDE DISNEYさんとこのこちらもあわせてどうぞ。