サンリオピューロランドで夏イベント「夏フェス☆マーチングパレード」を体験してきた

今回、コンフェティさんにお誘いいただきまして、夏のサンリオピューロランドに取材と称してプレス向けガイドツアーを体験させていただきました。1990年にオープンしたこの屋内型テーマパークに行くのは今回が初めて。とにかく、新鮮な驚きをいただきました。全体的にピューロファンからしたら「何をいまさら」の話なので、そういう方は本記事を生暖かく見守っていただけると…。

サンリオピューロランド

サンリオピューロランド

このサンリオピューロランド、Webサイトには「大好きなキャラクターにあえる屋内型コミュニケーションパーク」とあります。コミュニケーションパークというのはなかなかいいタイトル付けをしたなあ、と帰ってきてから思っていますが、サンリオが持つ驚くほどの数のキャラクターから人気のものをチョイスし、さまざまな場所に登場させています(驚くべきことにキティ、ダニエルクラスのキャラクターがエントランス外にも登場する)。最近ではセガトイズと共同で作った「ジュエルペット」も登場。とにかくキャラクター力が強いパークです。

パークの広さは屋内だけあって大変コンパクト。グリーティングにしてもアトラクションにしても行列は長くて30分程度と許容範囲。パレードについても位置を選ばなければ直前でも見られますし、何より殺伐としていません。座り待ちエリアも多くて5〜6列程度。これは夏休みで今後どうなるかは分かりませんが、ゆったりとした、という印象です。

中央には「Wisdom Tree」

中央には「Wisdom Tree」

アトラクションは何があるの?

今回は初めてということで、プレス向けのガイドツアーに参加しました。まず最初に、サンリオキャラクターボートライドを体験します。

パークを一周するボートライド。

パークを一周するボートライド。

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そもそもこのピューロランドにはいわゆる「アトラクション」と呼ばれるようなものはあまりありません。しかも、ローラーコースターは皆無。このボートライドも上下動はあるものの、ドロップダウン的なものは一切ない点がとてもサンリオっぽいなあと思います。

このボートライドではメジャーなサンリオキャラクターが総出演。最後にはキティ一家が登場してのパーティーとなるのですが、意外なことにおっさんが見ても、けっこうキャラクター知ってるんですよね。サンリオはそれこそ文房具などですり込まれていて、昭和世代でも分かるのがすごかった。あっと驚くような演出はないものの、安定したアトラクションでした。

ミニパレードの距離感

次にパレード「ARIGATO EVERYONE!」。これはキティさん40周年を記念したパレードで、7月19日からはさらに演出を加えた「ARIGATO EVERYONE! 光のパーティ」としてリニューアルする予定です。これが…素晴らしかった。

パーク内はWisdom Treeの回りにエリアがあり、ここがパレードのルートとなります。場所的には大変狭く短いのですが、ここを使ってパレードを行います。なのでそんなにたいしたことはできないだろうと思っていましたが…想像のはるか上のレベルの演出でした。

ARIGATO EVERYONE。レーザーを多用。7月19日からはさらにプロジェクションマッピングも導入予定

ARIGATO EVERYONE。レーザーを多用。7月19日からはさらにプロジェクションマッピングも導入予定

距離感と混雑具合はこれで分かりますでしょうか。

距離感と混雑具合はこれで分かりますでしょうか。

このパレードについても参加ダンスが設定されており、最初はダンサーが登場、その後、小さな車に乗ってキャラクターたちがかなりの数、出てきます。その登場の仕方もけっこうすごかった。

パレードの規模は小さいながらも、観客との距離感は懐かしいものがあります。とはいえ決して「ちゃち」なものではなく、クオリティは大変高いと感じました。昭和の香りがするような場末の遊園地のものではなく、ダンス、演出ともに本気で、その点はとても満足でしたし、興奮いたしました。

油断するとこんな演出が。すごい。

油断するとこんな演出が。すごい。

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あと、けっこう曲が好みでした。全体的に振り付けや曲、演出、脚本の力の入れ方は半端ないですね…。

宝塚ミーツサンリオ「不思議の国のハローキティ」

次、シアターものへ。ピューロランドにはパークのサイズから考えると過剰なまでにシアターがあります。もともと映像アトラクションものが多かったということもあるのでしょうが、この辺は「コミュニケーションパーク」という狙いが見えるなあ、という印象。

不思議の国のハローキティ。キティ家。

不思議の国のハローキティ。キティ家。

このショーの目玉はなんと言っても演出。このショーは不思議の国のアリスをベースとしながら、演出/脚本に宝塚歌劇団の小池修一郎氏を迎え、オリジナルキャラクター、カイル(声:Sexy Zoneマリウス葉)が登場、メインビジュアルが蜷川実花など、すさまじいメンバーが作り出しています。ハートの女王さまは安蘭けいですし、これは客層広がるなー、と素直に思いました。

ストーリー展開もとても速く、アリスのストーリーをベースに結構面白い展開と主張、そしてスポンサーへの配慮がちりばめられており、素直に感動いたしました。一応の悪役は登場するものの、その行動の発端をちゃんとフォローするあたり、なかなかだなー、と思いました。

そして後半、舞台はがらりと変わり宝塚的レビューショーに変わります。これはヅカファン大喜び・・・だよね。これまでのコラボで培われたキティの親和性がすごい形で生きてます。スターやね。ほんと。

グリーティングの工夫

そしてグリーティング。レディキティハウスを体験しましたが、まーこれがすばらしい。グリーティング待ちスペースではキティのドレスを着るインスタレーションがあるのですが、これがキネクトを利用したARもの。これ以外にもアトラクション内のミニゲームでキネクトをフル活用したり、ICタグをバンバン使っていたりと、最新技術がとても柔軟に活用されています。

レディキティハウス。いわゆるグリーティング施設

レディキティハウス。いわゆるグリーティング施設

そして衝撃的だったのがハートフルプレゼント。これはキティさんにバラをプレゼントするというもので、500円の有料制。これを渡すとキティさんが喜んでくれる上に、キティさんから特別なプレゼントをもらえるというもの。これを「プレゼントが有料?!」と思う人は多分そもそもキャラグリには来ない。キャラが喜ぶ上に、プレゼント(聞いたら時期によってその内容が変わるらしい)がもらえるのなら、お互いWinーWin以外の何物でもないです。素晴らしい。

ハートフルプレゼント。バラをプレゼントすると、お返しがもらえるサービス。

ハートフルプレゼント。バラをプレゼントすると、お返しがもらえるサービス。

夏フェス☆マーチングパレードを体験してきた

ということで今回の取材の目玉、7月19日からスタートのイベント「夏フェス☆マーチングパレード」のプレビューを見てきました。これは中央パレードルートを使って、参加ダンスをキャラクター、ダンサーと一緒に楽しもうというものです。プレビューではニコ生での「踊ってみた」に登場する生主も多数登場し、そのファン層も含めすさまじい盛り上がりでした。

ニコ生で「踊ってみた」を投稿する生主が多く参加(プレビューのみ)

ニコ生で「踊ってみた」を投稿する生主が多く参加(プレビューのみ)

プレビュー時のパレードルートはこんなかんじ。

プレビュー時のパレードルートはこんなかんじ。

夜イベントのプレビュー、参加ダンスの様子。1階はほぼ全員が参加している。

夜イベントのプレビュー、参加ダンスの様子。1階はほぼ全員が参加している。

キャラクター総登場。この距離感はすごい。

キャラクター総登場。この距離感はすごい。

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いやー、これはもうホントすごいです。サンリオピューロランドの規模感でしか多分できない内容で、恋するフォーチュンクッキーをはじめ分かりやすい選曲で、みんなが参加できて楽しい、という「若者の盆踊り」を体現したショーになっています。

私は取材ということで2階部分で見たのですが、1階はほぼ全員が参加しており、キャラクターの周り、ダンサーの回り、そして今回のみですがニコ生主のまわりにファンがキャーキャー言いながらぐるぐる回るというのがよく見えました。多分プレビューの時のみだと思いますが、雰囲気は「学園祭の後夜祭」かなー。ニコ生ブーストのおかげか、年齢層は大変若めで中学生〜高校生の女子が大半。これも特殊な雰囲気でした。主催者側が「フェス」と名付けたのも納得。これはターゲットどんぴしゃの人にとっては面白かっただろうなあ。

東京ディズニーリゾートと比べていいものなのか?

さて、ここまでほとんど舞浜方面とは比較をしないでやってきました。dpost.jpとしては、やはりそこと比べる必要があるとは思うものの……。確かに「昔の東京ディズニーランドを思い出す距離感」とは思ったのですが、やっぱり大規模なパークでやれることと、小、中規模のパークがやれること、やるべきことは絶対的に違うと思うんですよね。

参加型ショーというのは、安全を第一に考えないといけません。そうなると、コントロールするためのキャストが参加人数に比例して必要になりますし、できる演出も限られてきます。その点、規模の小さなピューロランドでは、ある程度自由に行える。同じことを東京ディズニーランドでやるには、規模が既に大きすぎます(参加を希望する観客面、において)。なので、この1点においてピューロ上げ、東京ディズニーリゾート下げという評価は間違っていると思います。東京ディズニーリゾートは規模に合わせた演出を、前例の無い状態で模索する立場ですから。

じゃあこれと同じことを東京ディズニーリゾートはやらないのか?というと、既に一回、チャレンジをしようと試みていることを忘れてはなりません。大阪で都市型エンターテイメント施設を検討していたのは、おそらくこういう「キャパシティを制限した上で、省スペースでできるエンターテイメント」を模索していたのでしょう。残念ながら、その計画は2008年に破棄されます。いまならば、入れ替え制にして特別ショーとかやって、っていうのを舞浜外でやってもいいんじゃないかとは思いますけどね。

なので、もしオリエンタルランドが行うエンターテイメントに興味がある、東京ディズニーリゾートのエンターテイメントに興味があり、良質なものならぜひ見たい(正確に言うと、ショーを観る目的がディズニーキャラクターだけではない人であることが条件)、という場合、積極的に舞浜以外のエンターテイメントを見に行くべきだなあ、と思いました。こんなことを言ってる人間ですら、オープンして25年近くピューロランド未体験だったわけですから、これ読んでる人も同じなんじゃないかなとか思ったりします。

ということで、ぜひ、ピューロランドに行ってみていただき、ピューロのいいところ、舞浜のいいところをそれぞれ見つけてみてください。悪いところなんて見つけたって意味がありません。比較するなら、いいところ比較をしましょう。私は本当に今回のピューロ体験で「あ、注目すべきパークはUSJだけじゃないや…」と痛感しました。ぜひみんなを誘って大人数で遊びに行っちゃいましょう。

とても楽しい1日でした。

とても楽しい1日でした。