MONOistに「ディズニーの夢と魔法を実現する最新テクノロジーの世界」を寄稿しました

2014年6月25日、東京ビックサイトで開催の「第22回 3D&バーチャル リアリティ展」において、ウォルト・ディズニー・イマジニアリング 取締役 技術・構想デザイン担当 マーク・ミネ氏が行った特別講演「ウォルト・ディズニー・イマジニアリングの技術と魔法 ~最新アトラクションにおけるVR・AR活用の最先端~」のレポート記事を寄稿しました。この記事では、monoistで書きにくかったことをまとめます。

大変タイムリーに話題に上がったものがあるので、まずはこの動画をどうぞ。


.これは、米ディズニーランドにある「Alice in Wonderland」というアトラクションのリニューアル前の動画です。要するに……超クラシックなダークライドアトラクション。東京ディズニーランドにある「白雪姫と七人のこびと」「ピーターパン空の旅」「ピノキオの冒険旅行」と同様のもの。これらアトラクションは株主総会でも「つまらない」と指摘されていたものです。

このアトラクションが、2014年7月にアップデートされました。アップデート版がこちら。最初の1分見ただけであっと驚くはずです。

そう、内部でいわゆる「3Dプロジェクションマッピング」や照明などの特殊効果の追加が行われているのですね。ディズニーのイマジニアはこれを「Dynamic Environment」と呼んでいます。大規模なものでいうと、東京ディズニーランドでスタートした「ワンス・アポン・ア・タイム」のようなものが3Dプロジェクションマッピングの代表格なのですが、実はアレは単に「大型の建物に施したDynamic Environment」であり、ディズニーにとって3Dプロジェクションマッピングは単なる手段でしかない、ということなのです。

そのイマジニアのお話が、今回寄稿した内容になります。

この講演の中で、クラシックなアトラクションの代表格である「白雪姫と七人のこびと」に対してDynamic Environmentを施し、リニューアルをかけた話を始め、静物ではなく動くものに対してインタラクティブに行うとどうなるのか、はたまた体験するだけでなく、作るときにも応用したらどうなるか、という大変、大変興味深い内容でした。

2013年に行われた講演でも思いましたが、ディズニーの技術は本気で「魔法」を実現しようとしています。まもなく日本でもオープンするハリー・ポッターの「Harry Potter and the Forbidden Journey」が一本を決めに来る技術だとすると、ひょっとしたらディズニーは「寝技」でジワジワと攻めるタイプの技術にシフトしつつあるのかもしれない、とも思いました。寝技の代表格がこちら。3分以降注目。

アリスのリニューアルを見て、過去の伝統を大事にしつつ、ここまで最新技術をつっこんでくるディズニーに脱帽しました。ぜひ、お読みいただけると幸いです。

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