うわ、これまさにSoarin’じゃないですか。
富士急ハイランドは2014年7月、新アトラクション「富士飛行社」をオープンします。世界遺産、富士山の上空を飛行する、フライトシミュレーションライドとのことで、座席を包み込むように半球体構造となった直径20mの巨大スクリーンに映写……。はい、これはおそらくディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーとEpcotに存在するアトラクション「Soarin’」とほぼ同じハードを使っていると考えられます(少なくともシートはほぼ同一の絵)。(→追記参照)
そもそも元になるソアリンのハードウェアは、以前ちょっとだけ話題にしたDynamic Attractions製。このベンダーはソアリン以外にも、「Test Track」「Radiator Springs Racers」「Big Thunder Mountain」「Space Mountain」そして「The Amazing Adventures of Spider-Man」やあの「Harry Potter and the Forbidden Journey」(これはおそらくKUKA Roboticsと共同)など、ここ最近の大規模アトラクション製作に関連する企業のものです。
ハードウェア的には(一部はディズニー所有の技術/特許はあるでしょうが)外販可能な部分があるので、このような展開は想定の範囲内といえなくはないです。上記の動画がソアリンそのものとは異なる部分、特に出発時にアームで上空に移動する部分などは、もしかしたらディズニーが持つ部分なのかもしれません。
今回の富士急ハイランドのベンダーがDynamic Attractionsなのかどうかまでは発表されていませんが、おそらくこのレベルのマシンを作れる企業はそうないはず。となると東京でのソアリン導入はなさそーだなー。
追記:
わ、超興味深い情報をWORLDWIDE DISNEYが上げております。
これを見ると、上記の動画にあるような床が垂直になるタイプはDynamic Attractionsが特許を持っていて、Soarin’のようなアームで上げる部分はDisneyが特許を持っているようです。どういう実現方法なのかすごく気になりますね。
追記:2014年7月11日
conфetti(コンフェティ)さんのところでプレスプレビューの様子が掲載されています。超気になるのは「世界で4台目」「国内初導入のライドは台湾製」ということで、これはつまりDynamic Attractionsが無関係…?どちらにしても気になるライドです。インタビュー掲載が楽しみ。
五感で世界遺産・富士山を体感!富士急ハイランド「富士飛行社」を探る!http://t.co/HgURwt4eJb を更新。ライドの写真や投影されている映像等、ライドの魅力をたくさんの写真と共にご紹介!素晴らしいライドが国内初登場です! pic.twitter.com/lLbu2DDwSy
— コンフェティ(conфetti) (@conpetti) July 11, 2014
追記:2014年7月23日
コンフェティさんが渾身のインタビューを掲載しています。全ての疑問が氷解するので必読。しかし「アトラクションの製造はDynamic Attractionsでしょうか?」で通じるのがすごい。聞く方もすごいwwww
国内最高のフライトシミュレーションライド「富士飛行社」開発者インタビュー http://t.co/FdcZPhewVJ を公開しました。富士急ハイランドにオープンした国内最高のフライトシミュレーションライド。音楽は久石譲さんが担当。開発者へのインタビューをお届け!
— コンフェティ(conфetti) (@conpetti) July 23, 2014