前年同期比で純利益27%増、映画部門、テーマパーク部門、メディアネットワーク部門、コンシューマー・プロダクト部門がすべて増益、そしてインタラクティブ部門も黒字になりました。
ウォルト・ディズニー・カンパニーが大好調です。映画「Frozen」(アナと雪の女王)や「Thor:The Dark World」(マイティ・ソー/ダーク・ワールド)が好調で、スタジオ部門は特に利益が4倍に増加。そして大きなニュースとしては、Disney Infinityのおかげでインタラクティブ部門がとうとう黒字になったこと。
ディズニーのビジネスモデルはご存じのようにコンテンツありき。そのコンテンツの起点はほとんどの場合「映画」です。アナと雪の女王は日本においても異常な盛り上がりを見せており、国内興行成績は2014年5月6日時点で159億円を突破。もはやこの映画に対して素直な感想を言えないレベルでのムーブメントになりました(個人的には伊集院光の2週にわたっての発言は実に的を射た内容だと思ってる)。
すでにアメリカでは映画の興行成績以上の波及が進んでおり、例えば関連グッズは世界的に品薄になり、米ディズニーストアではFrozen関連グッズの購入制限が実施されています。テーマパークでの展開もすでに2013年11月15日よりスタートの「World of Color Winter Dreams」や、新パレード「Disney Festival of Fantasy」にてキャラクターが登場しており、グリーティングはいまも3時間以上のスタンバイ列ができるほど。
1つの映画のヒットは、ディズニー社において3年〜5年スパンで効いてくるので、しばらくはこの波に乗って好調が続くのではないかと思います。さて、この映画のヒットがその後の作品にも続いていくのか、楽しみです。