あー。既定路線ではあるけれど。
ソニーピクチャーズの「アメイジング・スパイダーマン2」がまもなく公開されます。マーク・ウェブ監督のリブート版スパイダーマンの2作目。
もともとマーベル作品は1つの世界観を共有しており、コミックス版正史にはスパイダーマンもアベンジャーズメンバーとして登場するのですが、今回のインタビューにて、マーベル設立者兼CEO、本作プロデューサーのアヴィ・アラド氏が、「スパイダーマンに関しては、他のヒーローたちとクロスオーバーさせる気はない」とコメントしています。
ちょっと前ならガックリ来ていましたが、以前も記事にしたようにそもそも映画会社ごとに並行世界のお話を描いている、というのがマーベル作品の特徴であり、ディズニー/20世紀フォックス/ソニーと別々に映画が作られたときから別世界と考えるとこのコメントにも納得がいきます。アベンジャーズ2の世界に登場することが発表されている、X-MENではミュータントとして描かれているクイックシルバーとスカーレット・ウィッチですらもマーベル・シネマティック・ユニバース内では異なる可能性があるくらいです。
なんかマーベルのマルチバース設定を理解すると何でも許せるような気がしてきました。
マーベル・シネマティック・ユニバース(アース199999)
実車映画版「アベンジャーズ」に連なる各作品の世界。アース96283
2002年からの映画版「スパイダーマン」シリーズの世界。アース120703
2012年からの映画版「アメイジング・スパイダーマン」シリーズの世界。アース10005
映画版「X-MEN」シリーズの世界。
余談。どうもマーク・ウェブ監督の契約に絡んで、今回のスパイダーマン2のエンドロールに「X-MEN フューチャー&パスト」のシーンが追加されるようです。
これはちょっと気になりますね。単なる予告だけなのか、それともこっちはこっちでクロスオーバーを考えているのか。一応上記wikiにあるように、映画版アメイジング・スパイダーマンはアース120703、映画版X-MENはアース10005と別世界設定なので、いったいどうなるのやら。面白そうではありますが。