そう、今年50周年なのはイッツ・ア・スモールワールドだけじゃないんですよね。
ニューヨーク世界博出身で今年50周年、シャーマン兄弟の音楽といえばイッツ・ア・スモールワールドですが、実はまったく同じくニューヨーク世界博出身で今年50周年、シャーマン兄弟の音楽のアトラクション「Carousel of Progress」もアニバーサリーイヤーです。あまりにイッツ・ア・スモールワールド推しだったので忘れてるのかなー、と思ってたのですが、公式パークブログのロゴもこのアトラクションのアニバーサリーを祝っております。また、限定Tシャツがオンラインで発売されています。
カルーセル・オブ・プログレスは現在フロリダ、マジック・キングダムに存在する回転型シアター形式のアトラクション。4つの季節イベントであるイースター、独立記念日、ハロウィン、クリスマスのシーンに、それぞれ20世紀初頭、1920年代、1940年代、現代を当てはめ、家族が暮らす家にどんな家電があり、どう進化してきたのかを巡る「カルーセル」です。
音楽は1回聴いただけで心に残るもの。もちろん、作詞、作曲はシャーマン兄弟によるものです。テーマ曲である「There’s a Great Big Beautiful Tomorrow」自体、ウォルト・ディズニーのことを表しており、「ある男が夢みたことがスタート。彼はその夢に向かって進み続け、ある日夢が実現したら、それはみんなのDreams Come Trueだ」的な歌詞。アトラクションとしては大変クラシックであり、昨今の刺激的なものに比べるといくぶん劣るのは否めません(ひと言で言うと「ミート・ザ・ワールド」)。が、ウォルト・ディズニー・ワールドにおいてウォルトファンが確実に体験すべきアトラクションです。
このアトラクションは何度かリニューアルが行われており、テーマ曲も一時期は「The Best Time Of Your Life」に差し替えられていたこともありましたが、この曲もシャーマン兄弟作品。There’s a Great Big Beautiful Tomorrowとともに、東京ディズニーランドのトゥモローランドでBGMとして聴くことができますので、聞いてみればすぐにピンとくるのではないかと思います。個人的にもかなり好きなアトラクションで、オープンしていれば必ず行く場所(一時期はハイシーズンのみ稼働でした)。
ちなみにニューヨーク世界博出身で今年50周年のものとしては、イッツ・ア・スモールワールド、カルーセル・オブ・プログレスだけでなく、「Great Moments with Mr. Lincoln」、および「Ford’s Magic Skyway」があります。フォードのマジック・スカイウェイの恐竜シーンは東京ディズニーランドのウエスタンリバー鉄道で見られますので、実はこれも50周年(あくまでオリジナルのディズニーランド鉄道における恐竜シーンが、ですが)。