めでたいこと。
2014年3月14日に公開された「アナと雪の女王」(Frozen)が公開37日目の4月19日に国内興行収入100億円を突破、18日には800万人に到達したとのことで、これは過去のウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン作品における史上最速の記録。参考までにBox Office Mojoの世界興収ランキングを。
たしかに私の周りを見ていても、普段ディズニーについてあまり関心のない人たちまでLet It Goの話をしていたり、映画を見た!という方が非常に多く、ブレイクしたなあ、という印象。このような感覚は、下手すると1992年の「美女と野獣」公開時までさかのぼることになるんじゃないかと思います。当時はそもそもディズニー映画を大人が見るという感覚が全くなかった時代だったので、またちょっと違ったりするのですが。
個人的には、映画の興行成績について、記録として初動をウォッチしているものの、それ以降はあんまり追ってなかったりします。今回についてもスゴイ記録だ、という印象はありますが、同時期にディズニーが公開している「ウォルト・ディズニーの約束」や「キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー」がもうちょっと話題になってもいいのになあ、という方が強いですね。
それよりも期待しているのは、この「アナと雪の女王」の登場により、将来のディズニーウォッチャーがどれだけ増えるのかというところ。私を始め、10年近くネット上で活動している方の「この世界に入ったきっかけ」をきくと、けっこうな割合で「美女と野獣です」という答えが返ってきます。
きっと5年後くらいに、この「アナと雪の女王」をきっかけにディズニーの世界に足を踏み入れ、長編アニメを追っかけたりウォルトの伝記を読んだりといった世代がメキメキと頭角を現すのではないかと。楽しみだ!