本日より春休みモードへ。通常更新はお休みしてinstagramにてフォトレポート予定(2023/03/21)

オリエンタルランド、14年3月期連結営業益が35%増の1100億円と日経に報じられる

東京ディズニーリゾート

 あれ、まだやってんのか。

LINK:当社の業績に関する一部報道について
平成26年4月22日付の一部報道において、当社の平成26年3月期の業績に関する記事が掲 載されましたが、当社として発表したものではありません。

 2014年4月22日の日経本誌/電子版にて、オリエンタルランド社の営業利益が35%増と報じられています。これにあわせ、オリエンタルランド社は「当社として発表したものではありません」という反応リリースを出しています。

 この辺の日経報道が行われる→否定とも肯定とも取れるリリースが出る、というのは業界では「日経ファースト」と呼ばれる様式で、企業が日経に対してリークをし、情報の一般公開前にひっそりとスクープの形で公開してしまう、というもの(オリエンタルランドに限らず、これらの報道について「日経の誤報」という表現をする人がいますが、よく読めばどちらとも取れる表現を使っていることが多いので、厳密には誤報ではありません)。ダイヤモンドの記事をどうぞ。

LINK:スクープの裏側 読者が絶対に知らない リーク依存症という重病|今週の週刊ダイヤモンド ここが見どころ|ダイヤモンド・オンライン
これまで日経のためのプレスリリースを幾度となく企画してきたという担当者は、こうした広報スタイルを「日経ファースト」と呼んでいる。

 公正な情報開示は上場企業のつとめであるため、これに対して東京証券取引所は改善要求を常に出しています。問題になったのは川崎重工業と三井造船との統合報道で、今回のようなある意味想定通りな発表においてはまだテンプレリリースが出るのだなあ、と思いました。

LINK:特ダネに「決定した事実ない」はご法度―東証、情報開示を強化 – Bloomberg
国内上場企業の情報開示が改善している。株価に影響するメディア報道に対して「当社から発表したものではない」、「決定した事実はない」など肯定とも否定とも取れる短いコメントの排除を目指す東京証券取引所の取り組みを反映したもので、投資家にとってはこれまでより正確で詳しい情報を得られることになる。

 企業としてのオリエンタルランドのマイルストーンとしては、2014年3月期の決算報告、および機関投資家への説明会が4月28日16時に計画されており、この場において中期経営計画も発表される予定。おそらく中期経営計画では、具体的なアトラクション名/エリア名/エンターテイメント名などの発表はないにせよ、大規模投資が(ある|ない)の発表はあると思います。期待しています。

 以下、完全に個人の妄想。

 個人的には大規模投資の明言はあったとしても、具体的に新ファンタジーランドを持ってくるだとかスター・ウォーズランドを持ってくるだとかまではコメントしないと思っています。あるとしたら、短期的に実現できることについての施策をまず表明し、投資家にアピールすることを想像します。

 そうなると、アトラクションではなく「レストラン」もしくは「休憩所」じゃないかと考えます。パークの現状がキャパシティオーバーになりがちなことを考えると、影響が少なくて効果が出せそうなのはやっぱり「Be Our Guest Restaurant」級の高級レストラン導入と、ラプンツェルエリア的なものの導入なのではないかなあ。この場合、なんとなくクイーン・オブ・ハートのバンケットホールがリプレース対象になるのではないかと想像。あとありそうなのは、高い稼働率を背景にしたオフィシャルホテルの増設。4月28日の発表はこの程度じゃないかな。

 もちろん、アトラクションや新エリアの導入は予定しているんだけど、多分上海ディズニーランドの発表後に発表。持ち込むとして候補になりそうなのは、上海にできる「Pirates of the Caribbean: Battle of the Sunken Treasure」のテーマ変更ものか、アニマルキングダムに作られているアバターエリア向けアトラクションのテーマ変更もの(大穴はミスティック・マナー輸入)。場所は多分東京ディズニーシーのロストリバーデルタ。こんなもんなのでは……。

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