貴重すぎてこれ大丈夫なの?って思うレベル。
Theme Park InsiderのInsider’s Update: A peek inside new Disney attractions, and a look back at Universal history経由。AIA:The American Institute of Architectsが開催する「BIM Awards 2014」に、上海ディズニーランドのアイコンとなる「Enchanted Storybook Castle」の資料が掲載されています。
ここでいうBIMとは「ビルディングインフォメーションモデル」。建物を3次元CAD情報だけでなく、インフラや人の流れ、資材の原価なども多元的に取り入れた、バーチャルビルディングモデルのコンセプト(であってる?)。単なる図面情報以上の処理を含めた仕組みと聞いたことがあります。
それを踏まえ、上記ページにある10メガを超えるPDF「from Dream to Reality」を見ると、単なる図面としての情報だけでなく、人の流れやテクスチャ、水やエアダクトなど多くの情報が入り込んでいることが分かります。ディズニーの建築物の場合、まずはイメージイラストから作られるのですが、ブルースカイ段階(イマジニアたちがアイデアを出している状況)から現実世界の図面に至るまでに数段階のステップがあることも分かります。
たしか多次元CADを本格的に導入したのは、ディズニー・アニマルキングダムの「エクスペディション・エベレスト」だったはずで、これは日経のケンプラッツで以前連載記事として公開されていました(現在は会員のみ閲覧可能なコンテンツ)。
ということで、まだ私も全部を把握できていない状況で恐縮なのですが、ざっと見ただけでもいままで出てなかった詳細な外観など、とにかく貴重なもの。
上海ディズニーランドは、現時点では2015年末のオープン予定です。