オズワルドがとうとうパークにも本格的に登場しました。
2014年4月1日、あの「オズワルド・ザ・ラッキー・ラビット」が東京ディズニーシーに世界初登場しました。オズワルドはウォルト・ディズニーがミッキーよりも前に作り上げたキャラクターで、「しあわせウサギのオズワルド」シリーズとして1927年(ミッキーがトーキーアニメデビューする1年前)に登場しました。しかし、まだ権利関係に疎かったウォルトは、スタッフごとこのキャラクターとアニメシリーズを奪われることになります。
歴史が再び動いたのは2006年。ウォルト・ディズニー・カンパニーはオズワルドの権利を保持しているユニバーサルとの取引を行い、自社のキャスターをユニバーサルに異動する代わりに、オズワルドをディズニーに帰還させました。これは、ボブ・アイガーCEOのアイデアだったと言われています。
LINK: Walt Disney’s 1927 Animated Star Oswald The Lucky Rabbit Returns To Disney – The Walt Disney Company
そんなことよりも写真ですよね。
話を聞いたところ、このオズワルドのグリーティングは「ミッキーとダッフィーのスプリング・ヴォヤッジ」期間だけでなく、常設となる予定とのこと。また、海外でのグリーティングが行われる予定はいまのところ無い、とのことでした(オリエンタルランドの情報なのでどうなるのかは分かりませんが)。
未確認情報ですが、どうやらオズワルドをディズニーに戻した立役者、ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOが4月1日に東京ディズニーシーに家族とともに来ていたそうで、個人的にはとても感慨深いお話でした。
Inside the Magicのリッキーさんへも写真提供しました。渡した写真をほぼ使ってるのでここよりも写真点数が多いです。
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追記:2014年4月2日
US公式パークブログでもオズワルド登場の記事がアップされました。
ちなみにオズワルドの造形およびカラーリングは、日本でもWii版が発売された「Disney Epic Mickey」版を参考にしていると思われます。オズワルドのその後を、現実世界のストーリーに当てはめ「本来ならば自分が得られるはずだった称賛をいまいましいネズミに奪われたウサギ」という立ち位置で作られた、公式が作る素晴らしい二次創作とも言うべきゲームでした。
オズワルドを始め、ホーレス・ホースカラー、クララベル・カウ、グレムリン、ピートなど、表舞台から追われたキャラクターたちが楽しく住めるように作られた「ウェイストランド」を舞台にしていて、そこにはマジック・キングダムそっくりのお城に、現実世界とはちょっとちがったパートナーズ像があります。この設定だけで泣けます(しかもそのウェイストランドを作ったのはイエンシッド=ウォルト・ディズニー)。関連動画を置いておきます。
調べたら公式アカウントが、エピックミッキー(1)のプレイ動画をなんとエンディングまで配信していました。イントロとGremlin Villageの間が若干空いているかもしれませんが、興味のある方は順番にどうぞ。エンディングのミッキーとオズワルドの1シーンは感動的でした。
追記:2015年2月12日
東京ディズニーシーで行われているオズワルドのグリーティングが2015年3月31日で終了するというアナウンスがありました。
なお、アナハイムのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーではグリーティングが継続して行われています。