日本的な印象ではない方の「ディズニー」。ディズニーがTechstarsと共同で、スタートアップ企業を支援するインキュベーションプログラム「Disney Accelerator」をスタートします。
米ディズニーは2014年2月12日、スタートアップ支援プログラム「Disney Accelerator」を発表しました。これは選ばれた最大10社のスタートアップ企業に対し、最大12万ドルの支援を行うというもの。2014年6月末より13カ月間の間、ボブ・アイガーCEOをはじめディズニーが擁するピクサー、マーベル、ルーカスフィルム、ESPN、そしてウォルト・ディズニー・イマジニアリングのリーダーたちの指導が得られるようです。
日本語記事としては、TechCrunchが邦訳記事を載せています。
これはなかなかしびれる展開。日本におけるディズニー感というのはやはり東京ディズニーランド(のファンタジーランド)的な印象が大変強いという先入観を持っているのですが、本国においてはメディア企業であり、かつ「本気で魔法を実現することを目的としたテクノロジー集団」と考えています。その一端であるディズニー・リサーチについて、以前MONOistに寄稿していますのでこちらをまず参考にしてください。彼らがどこまで本気か分かるはずです。
TechCrunchにもコメントが載っていますが、ディズニーは映画やテーマパークにおいて、マルチプレーンカメラやオーディオアニマトロニクスなど、多くの画期的な発明を行っています。FAQをみると、今回はエンターテイメント関連プロダクトやメディア方面の“technology-powered startups”をあつめようとしており、方向性としてはディズニー・リサーチと似た印象を持ちます。
すでにブログ、Twitterアカウントも動いております。結果=投資家へのデモは9月を予定しているようなので、この内容がとても楽しみです。
When you wish upon a startup… Announcing Disney Accelerator, powered by @Techstars. More: http://t.co/B9J9qTcPX6
— Disney Accelerator (@DisneyAccel) February 12, 2014