本日より春休みモードへ。通常更新はお休みしてinstagramにてフォトレポート予定(2023/03/21)

「Frozen」アメリカで公開 サンクスギビング公開のディズニー映画としてはEnchanted以上Tangled以下か

ディズニー(2013年以前の記事)

今回の週末興行成績は先行上映があり、若干読みにくいです。

2013年11月27日、全米でディズニー長編アニメ53作品目となる「Frozen」(邦題:アナと雪の女王)が公開されました。実際のところ11月22日より単館上映(ハリウッドのエル・キャピタン・シアター)しており、拡大上映が27日から開始された、というのが正確な表現です。

こちらがいま現在、11月27日の推定興行成績を表すページなのですが、27日だけで1521万4000ドル(推定)を計上しており、これは「初日以外の単日興行成績ランキング」という激ニッチな記録でディズニー1位となりました(こういうのが存在するBoxOfficeMojoがスゲエ…)。といってもこれ、それまでが単館なのでどこまで意味のある記録なのかは判断が付きません。

アメリカにおいては「ハンガー・ゲーム2」、そして微妙に「マイティ・ソー/ダーク・ワールド」とぶつかっており、ハンガー・ゲーム2については22日から全米で上映されている関係で、まだ1日しか計上されていないFrozenが2位になっています。が、間違いなく週末興行成績ランキングにおいては1位となるでしょう。

次の課題は「どれだけの記録を残して1位となるか」なのですが、そもそもディズニーが(というより米映画界が)最も力を入れるのは6月公開の映画。11月のサンクスギビングに公開するディズニー映画、とりわけ長編アニメは最近になってできた枠だったりします。最近公開されたものとしては2007年に「Enchanted」(魔法にかけられて)、2010年に「Tangled」(塔の上のラプンツェル)、2011年にわれらが「The Muppets」(ザ・マペッツ)、2012年に「Wreck-It Ralph」(シュガー・ラッシュ)が公開されています。(2008年Bolt、2009年The Princess and the Frogは見ないふり)

Box Office Mojoの予測として、Frozenの5日間成績(先行上映のぞく11月27日〜12月1日)は6300万ドルと見ており、この予測値は「塔の上のラプンツェル」の6870万ドルと、「魔法にかけられて」の4910万ドルの間としています。それでも相当な記録になりますね。

さらに言うと、Deadline.comが指摘するように、ワールドワイドな興行成績は40億ドルを狙えるとしており、全米だけではなく世界を見据えている、といえます。

問題はその世界の一部である日本の公開時期。運良く試写会に当選し、一足先にこの「Frozen」(邦題:アナと雪の女王)を見てきましたが、一般には2014年3月14日と4カ月ほど先。ただし、上記にある興行成績を稼げるだけの作品になっています。そこはご安心を。

ひとまずいまネタバレなしにいえるのは、ストーリーとは無関係ながら関連する作品はチェックしておくべきかもということ。たとえば音楽を担当したロバート・ロペスが同じく手掛けていた「くまのプーさん」(2011年版)を見ておくとか、エルサ役のイディナ・メンゼルがエルファバ役として登場した「ウィキッド」を見ておくとか、イディナ・メンゼル自身が出演していた「魔法にかけられて」「グリー」を見ておくとか。そのための時間をウォルト・ディズニー・ジャパンが用意したと思いましょう。思いましょう(2回続けて)。

週末興行成績が確定したらいつもの記事を書きます。1つ前はこちら。

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