マーベルとディズニーパークスによるプロジェクトの続報です。
Inside the MagicやHollywood Reporterによると、New York Comic Conで10月12日に正式発表されるであろうプロジェクトが、ディズニーパークスが未完成のまま消えていったアトラクションを舞台としたシリーズ「Disney Kingdoms」であると伝えています(Hollywood ReporterのソースがInside the Magicという…)。
2014年1月に発行される予定の第1弾のコミックは「Seekers of the Weird」で、これは未完成のまま終わったアトラクションのプロジェクト「Museum of the Weird」を舞台にしたもの。これはイマジニアでディズニー・レジェンドのローリー・クランプ(Rolly Crump)によるプロジェクトでした。ローリー・クランプはウォルトとともに、魅惑のチキルームやイッツ・ア・スモールワールド、そしてホーンテッド・マンションを手掛けた方です。「Museum of the Weird」はホーンテッドマンションの前身となる、ウォークスルータイプのアトラクションでした。
「Disney Kingdoms: Seekers of the Weird」は5分冊となる予定で、今後もこのような未完成アトラクションをベースとしたシリーズが続いていくようです。
D23 Expo 2013でも予告されていたプロジェクトで、現地では1枚のポスターとアプリへのリンクのみが提示されていました。ARを活用したアプリをのぞくと、「2013年9月に発表」という予告が出ていて気になっていたのですが、これはまたすごい試みですね。
インフォメーションブースでマーベルの新要素につながるパンフを配布中。アプリを通してこれをみると動画が見られるらしい。 Photo by mtakeshidpostjp
おおー Photo by mtakeshidpostjp
そしてもととなる「Museum of the Weird」という構想。いわれてみれば確かにディズニーランドのツアー「Walk in Walt’s Disneyland Footsteps」でホーンテッドマンションを紹介していたときにも説明してた!といま思い出しました。こうやって幻のアトラクションプロジェクトにまた脚光をあびさせ、新たな命を吹き込む、それもコミックスの雄、マーベルによって……というのはすばらしい試みだと思います。どこからこういう発想が出てくるんだ!!
さらに、こんな解説も。この記事読むよりこっちの方が詳しいです。
【アトラクション革命】先のD23、ディズニーパーク&リゾーツパビリオンで今後映画やパークがとても楽しくなる発表が行われました。それはパークの古のアトラクションをマーベルの作家たちが漫画化しそれを映画化して、行く末はアトラクションなどにも展開するかもしれないというものです。
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
その先駆けとして今マーベルではホーンテッドマンションの元となったmuseum of the weirdという奇妙な博物館の物語を来年初頭発刊にむけ漫画化しています。またスペースマウンテンも同時進行しており来年4月には本国刊行予定です。これらは映画化アトラク化を視野にいれています。
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
museum of the weirdとは何か?お話します。
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
ウォルトはいつも楽しいレストランをつくる発想からアトラクションを生みましたが、チキルームやホーンテッドマンションはその申し子です。1960年頃とても奇妙な博物館とレストランをつくりたいとウォルトは思っていました。それはmuseum of the weirdです。
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
ウォルトが説明している映像をご紹介します。今皆さんがホーンテッドマンションで見ることのできるものがわかりますか。伸びる部屋の不運な一族、霊が浮遊するパイプオルガン、ホーンテッドマンションに幻のアトラクションは引き継がれたのですhttp://t.co/sRmkuOhmyT
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
museum of the weirdを構想した主要な人物はローリークランプさんという有名なイマジニアです。この人がいなければ、スモアも鉄道の恐竜もオーディオアニマトロニクスの競演もなかったかもしれません。それらがお披露目されたニューヨークの世界博で大活躍した人なのです。
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
【幻のアトラクが蘇る】伝説のイマジニア、ローリークランプさんがホーンテッドマンションの元になったアトラクションmuseum of weirdを制作しているところ。これは近い未来映画やアトラクになるかもしれません。 pic.twitter.com/k6FKPOxylM
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
今回のD23では実はとても大事な発表がなされていました。それはこれからの未来僕らが体験する新しい映画とアトラクの芽が植えられ、アトラクション革命がおきるという先駆けでした。まずはマーベルのシリーズ漫画を注目してください。続報も今後お伝えします。おしまい。
— GertieTime (@GertieTime) October 8, 2013
続報が楽しみなニュースでした。マーベル×ディズニーの可能性がまた1つ、驚きを持って登場したなあと。マーベルは電子コミックに積極的なので、日本でも読めるといいなあ!