【ネタバレなし】モンスターズ・ユニバーシティを見る前に知っておくといい知識

モンスターズ・ユニバーシティ面白かった!

今回の映画、ピクサー作品としては初めての「前日譚」だったのですが、前作を見ていなくても成立するというか、順序が逆だったとしても本当に問題がなさそうな作りでびっくりしました。単独の作品としても完成度が高いと思います。

作品としては「見ろ」で終わりなので、1点だけ日本にはない文化があったので前情報として知っておいた方がいいことを。それは「フラタニティ」と呼ばれる、大学内の社交クラブについてです。

今回、アメリカの大学文化をベースとした「モンスターズ・ユニバーシティ」が描かれており、アメリカの大学文化の「社交クラブ」がストーリーに大きく関係してきます。RORやOKなどと表現されたクラブですが、これは「フラタニティ」(女子はソロリティ)と呼ばれる、学内の社交クラブをイメージしています。

このフラタニティ、基礎知識としては下記をおさえておけばいいかと。

・学校内の社交クラブとして存在する
・学閥を超えたクラブ閥があるため、より上位のクラブに入れるかは死活問題
・入会は厳しい選考
・クラブの寮があり、メンバーはそこに住むことが多い
・イニシエーションと呼ばれる儀式、またはいじめ、しごきが存在
・クラブ会員のみの馬鹿騒ぎのようなパーティ
・ギリシャ文字3文字のクラブ名(グリーク・システムとも呼ばれる)

最近でこのフラタニティがよく表現されてたなーと思うのは、フェイスブックができるまでのお話である「ソーシャル・ネットワーク」でした。マーク・ザッカーバーグとエドゥアルドの確執はまさに社交クラブ(劇中内でのフェニックス)に入れるか入れないかという点がきっかけで起きています。劇中ではマーク・ザッカーバーグはあまり社交クラブに興味がない(むしろ入れないと思っている)のですが、エドゥアルドがフェニックスに入ることが分かると嫉妬にも似た反応をしています。あのハーバード大の中でさえ上下関係ができるというシステムがこのフラタニティなのです。さらに、ソーシャルネットワークの劇中1シーンのみですが、雪の中で新入生が無意味にしごかれるシーンがあります。アレもフラタニティの特徴の一面です。体育会系ノリがあり、クラブの上下関係が身分の上下的なため、無意味なしごきにも耐えねばなりません(アチラでも一気飲み強制で死人が出てたりします)。

アメリカの学園ドラマ映画はこういう前提知識がちょっとあるとより深く見られるのではないかと思います。ハイスクール・ミュージカルにおける「プロム」や、学校内に存在する「スクールカースト」(アメリカにおけるスクールカーストは「ジョック」あたりを参照)なんかはちょこっと見ておくといいかもしれません。