2014年春キャッスル・プロジェクション「ワンス・アポン・ア・タイム」導入決定

ディズニー(2013年以前の記事)

驚きのリリースが。

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(c)Disney

オリエンタルランドは6月19日、東京ディズニーランドにて初めてのプロジェクションマッピングショー、「ワンス・アポン・ア・タイム」を2014年春に導入することを発表しました。また同時に、東京ディズニーシーの「マーメイドラグーンシアター」のリニューアルを2015年春に、さらに2006年から行われているデイタイム・ハーバーショー「レジェンド・オブ・ミシカ」の終了日を2014年9月7日とすることを発表しています。

キャッスル・プロジェクション「ワンス・アポン・ア・タイム」

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とうとう東京ディズニーランド、シンデレラ城に3Dプロジェクションマッピングを使ったショーが登場します。

「美女と野獣」、「シンデレラ」、「不思議の国のアリス」といった数々のディズニー映画の感動的なストー リーが、立体的に映し出される映像やディズニーの名曲、パイロ(ステージ用の花火)などのさまざまな特殊効果によって、東京ディズニーランドのシンボルであるシンデレラ城に鮮明に甦ります。

公演時間:約 15 分
公演場所:シンデレラ城
導入時期:2014 年春~夏(予定)
総投資額:約 20 億円(予定)

今回、プレスリリースに添付されているのはディズニーランド・パリ20周年を記念してスタートした「Disney Dreams!」のものです。

アトラクション「マーメイドラグーンシアター」のリニューアル

マーメイドラグーンシアターは全面リニューアルし、新たなミュージカルショーをスタートします。

この度のリニューアルにより、ステージや照明などこれまでの舞台装置が一新されるほか、 客席の後方には映像を映し出すスクリーンも新たに登場。トリトン王が開催する音楽コンサ ートをテーマに、アリエル、フランダー、セバスチャンといったお馴染のキャラクターたちが、歌や音楽、ダイナミックなパフォーマンスで映画さながらの美しい海底の世界を表現します。

公演時間:約 15 分
導入時期:2015 年春(予定)
総投資額:未定

このリニューアルに伴い、現在行われているミュージカルショー「アンダー・ザ・シー」は、 2014年4月6日をもって公演を終了し、マーメイドラグーンシアター自体も2015年春までクローズとなります。

レジェンド・オブ・ミシカ終了

また、このリリースでは現在東京ディズニーシーにて行われているデイタイム・ハーバーショー「レジェンド・オブ・ミシカ」が、2014年9月7日をもって公演を終了するということも明記されました。

これは・・・?

以降は私の感想含む考察です。

まずプロジェクションマッピングもといキャッスルプロジェクション、「ワンス・アポン・ア・タイム」について。やはり周年イベント後にこういうのを用意していたか!と予想どおりの展開にほくそ笑んでおります(参考)。

そしてサンプルとして出されたイメージがWDWの「Celebrate the Magic」ではなく、パリの「Disney Dreams!」であるところにかなり期待しております。というのも、正直WDWでの現行ショーCelebrate the Magicはまっっっっっっったく意義を感じていないからなのです(参考:ウォルト・ディズニー・ワールドで体験したことでまだ書いてなかったことまとめ)。先代であり初代プロジェクションマッピングショーであった「The Magic, The Memories and You!」はプロジェクションマッピングを目的ではなく手段として使っており、マジック・キングダム型パークにおいて1日の最後に見るにふさわしい内容でした。

Disney Dreams!は若干技術が目的化している点はいなめないものの、その技術を惜しみなく出していて没入感も高そうで(見たことはないですが)期待しています。本家がフル動画を惜しげもなく出していると言うことは、きっとそれだけ自信があるからなのでしょう。キャッスルプロジェクションの“効果”は、このCMが如実に表していると思います。これは久々にディズニーパークヲタ以外に響くショーだと思いますよ。スターライト・マジック以来の。

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個人的な希望ですが、「ワンス・アポン・ア・タイム」には「Glow with the Show」の導入も同時に行われるとうれしいです。本家では残念ながらそもそも光るイヤーハットを買う人が少ないという致命的な状況が散見されていましたが、これこそ東京でやるべきことでしょう。すごく楽しみにしています。おそらく、Disney Drems!みたいにシーンの入れ替えも確実にやるでしょうね。となると、エレクトリカルパレード/ファンタズミック!と同様に、パークの夜のイベントとして定着させる狙いがあると思われます。これにより毎日の花火がなくなることもあり得ますね…。

そしてリトル・マーメイド押し。まさかマーメイドラグーンシアターのリニューアルが行われるとは思いませんでした。この手があったか!ただ、ちょっと気になるのはリリース文における「客席の後方には映像を映し出すスクリーンも新たに登場」。円形劇場で前後を明確に定義しちゃうと、座席の良しあしが大きく出ちゃうんじゃないかなあと心配(現行ショーも一緒ではありますけれど)。もしかしたら円形劇場形態を変えるほどのアップデートなのかもしれません。

たった1文で参考表記されたレジェンド・オブ・ミシカ終了については、やはりデイタイムショーは5年単位程度で変わっていくんだろうなあと思いました。まだ前もってアナウンスしてくれるだけありがたい。問題は後継ショーについて触れられていない点なのですが、これこそD23 Expo Japan案件なのかなあと思います。次のポイントは果たして講談社スポンサーが続くのか。スポンサーありきのショーなのでデイタイムショー廃止と言うことはむしろないんじゃないかと思います。続報に期待するとともに、似たようなタイミングでの「ファンタズミック!」リニューアルも期待します。