トム・スタッグス、 D11 conferenceでMyMagic+/MagicBandを語る

All Things Dでのセッションの様子が配信されています

LINK: Thomas Staggs at D11: Disney’s MagicBand In Action

テクノロジー系カンファレンスである第11回D:All Things Digitalカンファレンス(D11)にて、ウォルト・ディズニー社パークス&リゾーツチェアマン、トム・スタッグスが登場しました。全編が動画配信されており、非常に興味深い内容となっています。

まずセッションではMr.インクレディブルに登場したエドナ・モードが映像で登場。MyMagic+とMagicBandの簡単な紹介を行いました。このMagicBandは以前も紹介しましたが、次世代ファストパスシステムとしてファストパスの事前発行が行えるだけでなく、チケット、パーク内の決済手段、ホテルのルームキー、フォトパスとして使えるもの。

このMagicBandですが、セッション内でいくつかキーとなる情報が出てきました。例えばオプトインの形で許可された場合、パーク側が名前や誕生日の情報をバンドから取り出すことが可能で、それを用いて例えばプリンセスや(インタラクティブにトーク可能な)ミッキーとグリーティングする際に、子どもの名前があらかじめ把握でき、コミュニケーションを活性化させることができるとしています。

また、あらかじめWebサイトでデザインした人形を、イッツ・ア・スモールワールドのアトラクション内に新たに設置されたプロジェクターに映し出す、などという応用が可能だとのこと。このとき、例えばバースデーならばそれに合わせた演出も可能のようですね。さらにはこのバンドがRFIDだけでなくBluetoothに対応していることがコメントされました。

D11ではWSJのIT系コラムニストとして著名なウォルト・モスバーグ氏と、All Things Dのエディター、カーラ・スウィッシャーにより、このMagicBand、そしてディズニーの取り組みについてかなり激しくツッコミが入れられ、あのトム・スタッグスがタジタジになっている様子がうかがえました。やはり、主にプライバシー関連で懸念が大きいようで、ひとの動きをトラッキングできるのか?という点を注目していたようです。

ウォルト・モスバーグが「ディズニーは物理的なパークではなく、デジタルに移行しないのか?」的なことを問うと、トム・スタッグスが「パークは360度+五感で感じるもの」だと即答。アトラクションの演出や効果は相当デジタル化されていると、新スターツアーズなどの事例を紹介していました。

そして最大級の新情報としては、まもなく(数カ月以内?)ウォルト・ディズニー・ワールドにてロールアウトするこのMyMagic+を、世界各地のテーマパークにも現地の実情に合わせつつ、展開を予定しているとしました。カーラ・スウィッシュが「上海でも導入するか?」と聞かれたときに全世界で、と回答しているので、もしかしたら東京も含まれているかもしれません。

以前ジム・ヒル氏がこの次世代ファストパスに触れていたとき、「こういう新デバイスを導入しようとすると『ウォルトならそんなことはしない』とか得意顔で言うヤツが多いんだよね」と書いてたことを思い出しましたが、いまのディズニーは本当に貪欲に新技術を投入するなあ、と思ったセッションでした。しかしGoogle Glassにしろ噂のiWatchにせよ、ウェアラブルデバイスは熱いですね。

関連記事: