香港ディズニーランドと東京ディズニーシー、そしてダウンタウン・ディズニーをつなぐ「ミスティック・ポイント」のストーリー(update)

2013年5月にオープンする予定の香港ディズニーランド新エリア「ミスティック・ポイント」についての興味深い記事を、マジックデリバリー代表のかたに教えていただきました。掲載されていたのは、ディズニー・バケーションクラブの会報「Disney Files Magazine」2013年春号。

関連記事として、まずこちらをご覧ください。

5月オープン予定の新エリアには、香港ディズニーランドにおけるホラーアトラクション「ミスティック・マナー」が存在します。これは従来のマジックキングダム型パークにおけるクラシックアトラクション「ホーンテッド・マンション」とは異なり、別のストーリーが用意されています。香港版ストーリーの中心にいるのがヘンリー・ミスティック卿。この写真の隣にいるのは、サルのアルバートです。

今回会報の中で、ディズニーのイマジニア、Mark Schirmerさんがこのアトラクションについて解説するページがありました。重要な部分を引用します。

Scheduled to open this spring, the highly anticipated attraction anchors Mystic Point, a new land that’ll transport Guests back to the turn of the 20th century (1908 to be exact) and deep into a mysterious jungle. It’s here that travelers will find Mystic Manor, home to the aforementioned Lord Henry and the unparalleled assemblage of paintings, statues, weapons and musical instruments he’s collected during his many adventures across the globe.

“As co-founder of The Society of Explorers and Adventurers (The S.E.A.), Lord Henry has transported his latest acquisitions to the ever-expanding Mystic collection,” Walt Disney Imagineer Mark Schirmer explained to Disney Files Magazine. “The highlights of the Mystic collection are housed in the lower level of the manor house itself, now regarded as one of the foremost private museums in the world. A tour of the Mystic collection is a privilege extended to all who make the journey to Mystic Point.”

ここでは、東京ディズニーシーにあるフォートレス・エクスプロレーションのバックグラウンドストーリーとして登場する、冒険家、探検家たちの学会、The Society of Explorers and Adventurers(略称S.E.A.)の名前が正式に使われています(これはD23 Expo 2009や香港ディズニーランドの展示でも示唆されていた事項です)。さらに、ヘンリー・ミスティック卿が「S.E.A.創設者の一人」とされているのは驚きました。

そして以前の記事で指摘いただいたように、このアトラクション/エリアには、以前WDW、ダウンタウン・ディズニーのプレジャー・アイランドに存在した、The Adventurers Clubのプロップが移設されることにも触れられています。

Cue the new technology and cutting-edge special effects, and get ready for a mysterious adventure in the great Disney-dark-ride tradition. Along the way, keep a sharp eye out for treasures that may look familiar
to anyone who’s ever raised a glass and shouted,
“Kungaloosh!”
“We are looking for the right opportunities within the
manor show space as well as other areas throughout the land where we can re-purpose some of the items from The Adventurers Club at Pleasure Island,” Mark confirmed to our delight.

“Kungaloosh!”は下記「D23 Presents Disney Geek」の5分45秒くらいのところをどうぞ。

D23 Presents Disney Geek

この記事には、ミスティック・ポイントのレストラン「the Explorers Club」にも触れられており、400席規模のものがオープンするとしています。ヘンリー・ミスティック卿の足跡を展示したテーマレストランになるとのこと。

このように、香港に登場する新エリアは、東京ディズニーシー、そしていまは無きアドベンチャラーズ・クラブのストーリーと密接に結びつくという重要なエリアになるようです。

しかし・・・?

と、ここまで書いて疑問が出てきました。上記フォートレス・エクスプロレーションのサイトを見ていただくとおわかりのように、そもそもS.E.A.が設立されたのは15〜16世紀(1538年創立?)であり、この記事における「ヘンリー・ミスティック卿が創設者の一人」「1908年ころのエリア」と大きく矛盾します。そうなると、東京ディズニーシーで表現されているS.E.A.と香港版は異なるものなのかもしれません。さらに、The Adventurers Club(これも組織名として存在することになってます)とS.E.A.の関係は?

このあたりの空白が残っているということは、まだまだ発表されていないストーリーがあるのかもしれません。オープンは2013年5月。すごく香港に行きたくなってきました。

#上記矛盾、もしなにか公式情報をご存じの方は教えてくださいませ。以前、そもそものバックグラウンドストーリーの根幹がイマジニア内で揺らいでいる、と聞いたことがありますが…。

追記:

こちらの続報です。すでにオープン済みの同エリアで販売されているグッズに答えがありました。

以前いただいた、香港ディズニーランド、ミスティックマナーのポロ。S.E.A.ロゴ入り。
以前いただいた、香港ディズニーランド、ミスティックマナーのポロ。S.E.A.ロゴ入り。 Photo by mtakeshidpostjp

今気づいたんですが、ちゃんと東京ディズニーシーのS.E.A.(16世紀)と、香港でのロード・ヘンリー・ミスティックが作ったS.E.A.(19世紀)の関係が書かれてた。
今気づいたんですが、ちゃんと東京ディズニーシーのS.E.A.(16世紀)と、香港でのロード・ヘンリー・ミスティックが作ったS.E.A.(19世紀)の関係が書かれてた。 Photo by mtakeshidpostjp

これによると、あくまで元祖のS.E.A.は東京ディズニーシー、フォートレス・エクスプロレーションにあるように16世紀(1538年創立)のものであり、それの分会(Local Chapter)を改めてヘンリー・ミスティック卿が設立した、というストーリーのようです。ずいぶん前にいただいていたお土産だったのですが、しっかりタグに記載されていたとは…不覚。