余談を積極的に書いていこう強化月間が始まりました。
WALT DISNEY RECORDS (2013-03-20)
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ディズニーはその昔、「シング・アロング・ソング」シリーズというビデオを発売していました。これはディズニー長編アニメの音楽部分を切り取り、映像にあわせてうたいましょう、という企画の作品でした。シリーズ後半ではアニメーションだけでなく、テーマパーク編もいくつか登場し、日本語版もリリースされるなど非常に心に残る作品群でした。アメリカ本国においてもマニアから一定の支持があり、ディズニーランド50周年のときに「Disneyland Fun」が復刻発売されるということもありました。
この作品群、私はすっごく評価しているんですが、その理由というのが、ディズニー音楽は映像と切り離せないものだということを端的に表していたからなのですね。ディズニー音楽はどれも非常に心に残るものですが、やっぱりその映像とあわせての思い出であることが多かったからです。ダンボの「Baby Mine」はすばらしい子守歌ですが、やっぱりあの映像と合わせてこそ。それがきれいに作品として、子どもにも親しみやすいパッケージになっていたのがこの「シング・アロング・ソング」シリーズでした。
さてパーク音楽。ここ最近のアニバーサリーテーマ曲を思い出してみたんですが、一番好きだなあと思うのがディズニーランド・パリ20周年の「Magic Everywhere」なんですね。この曲はいまも続く20周年イベントの中核となる曲で、現地ではシングルCDがいくつかリリースされています(クリスマス特別盤なんかも用意されていたりします)。
この曲が好きになった理由、それはもうこの映像につきます。
これは20周年スタートの時に開催された、オープニングセレモニーでのフラッシュ・モブの様子。最前列付近には世界のディズニーテーマパークからアンバサダーが集結しました(当時の東京ディズニーリゾートアンバサダー、横田さんもいます)。わたしの中で「Magic Everywhere」という曲はこの映像と強く結びついていて、曲のイントロを聴くとこの祝祭感がぱっと思い浮かぶんですね。これに限らず、自分にとってパーク音楽は映像とひも付いていて、よく通って聞いた曲ほど、思い入れが強くあります。自分の場合はEPCOTの「Tapestry of Dreams」やウォルト生誕100周年の「Share a Dream Come True」なんかはそうですね。あと「Disney Carnival」。
さて、東京ディズニーリゾートの30周年。記念テーマソング「ハピネス・イズ・ヒア」はパレードに先駆けアルバムが発売されており、すでにフル視聴が可能です。ただしまだ聞けるのは「音楽」のみ。なんとなくですが、この曲は実際に30周年関連のさまざまなイベントが始まったあとでないと、評価ができないと思っているのです。ほんの数回だけ聞きましたが、すっごく期待できるチューン。WDW25周年のアニバーサリーソング「Remember the Magic」を聞いたときは東京もそのうち落ち着いたトーンの曲になるのだろうと思っていましたが、むしろWDWが特殊だったのだなあと最近になって思います。
4月15日には30周年を迎える東京ディズニーリゾート。この曲を現地で、祝祭の中聞けるその日を楽しみにしつつ。