Twitter見ていると評価が高めですねえ。ということで、ネタバレありの記事ですので未見の方はご注意を。
吹き替え版で2回目の鑑賞。その結果、ストーリーとは無関係ながら、2つほどものすごく気になる点が出てきました。ご存じの方ぜひ教えてください、というエントリーです。
1.ミンティ・サクラははたして本当に日本オリジナルなのだろうか
この映画で登場するレーサーの一人、ミンティ・サクラはUS公開版には登場していない・・・というのは間違いないないのですが、ちょっと気になる点がありました。私は日本語吹き替え版、USのBlu-ray版、そして機内上映版(DELTA)を見ているのですが、その違いを簡単にまとめますと…。
US版 | 日本語吹き替え | 機内版 | |
ミンティ… | ザキ | サクラ | 映像、字幕はザキ、ただし日本語吹き替え音声はサクラ(JAL) |
レース順位 | アイコン+名前 | アイコンのみ | アイコンのみ(JAL) |
故障の張り紙 | Out of Order Check back with me tomorrowの文字あり | 文字なし | 文字なし(DELTA) |
カートのサイン | made by Vanellope and Ralph | つくったひと ヴァネロペとラルフ | made by Vanellope and Ralph(DELTA) |
メダル | To:Stinkbrain/You’re My Hero | 私のヒーロー | To:Stinkbrain/You’re My Hero(DELTA) |
……と、ちょっと日本版の文字は不確かですがこんな感じなのです。特に故障張り紙は機内版を見た時に文字がない!と驚いた次第。吹き替え版でもなかったので、英語版以外は文字を消したものをつかってるのかな?と思いました。機内版はえてして国際版を上映することが多いのです(DVDもリージョン8という航空機専用のコードがあったりします)。
となると…、これ、もしかしてミンティ・サクラって日本版オリジナルと言うよりも、英語圏以外のバージョンには全部出てるんじゃないのかな?というのが確認したいことの1つ目。機内版でどっちだったか確認すればよかった!もしどなたか海外に行かれる方で、機内で見られる環境の方はぜひ確認してください。チェックするポイントは、ヴァネロペがメダルを投げ入れるところのシーン、緑のモンスターとなったラルフが登場した直後にアナウンスで「ミンティ・ザキ!」と呼んでいるか「ミンティ・サクラ!」と呼んでいるか。ひょっとしたらアナウンスはザキなのに和服のキャラが出ている、というものかも…。
ちなみにミンティ・サクラ。キャラ変更といってもほとんど登場しません。確認できたのはレーサー登場シーンくらいです。その他関係シーンはほぼ見えなくて、レーサー順位を表示するジャンボトロンにアイコンが出るくらい。メダルもカートのサインもフォント文字そのままで、手書きにすらしないのなら、無理にローカライズしなくても良かったんじゃないかと…。それにネスクイックの流砂(ネスレの粉ミルク、NesquikとQuicksandを掛けている)の看板とメントス&ダイエットコークの看板をローカライズしないと分かりづらいです。ここは中途半端ですね。
追記:2013年6月16日
こちら、JAL機内版の状況を教えていただきました。これを見るとJAL機内版はこんな感じですね。
@dpostjp http://t.co/SDZrPkisZ5 「ミンティ・サクラははたして本当に日本オリジナルなのだろうか」の件、まだ未解決でしょうか? 先日見てきましたが、映像はミンティ・ザキでレース順位はアイコンのみでした。私も、これが国際版なのだと思います
— masao (@namiyome) June 15, 2013
@dpostjp 肝心なところを書いてませんでした…。そうです、JALの機内上映です
— masao (@namiyome) June 16, 2013
@dpostjp 日本語を選択すると日本語音声(国内で上映したものと同じ)+日本語字幕になりました。で、音声では「ミンティ・サクラ!」と呼ばれているのに映像や字幕ではミンティ・ザキになっているという状態でした
— masao (@namiyome) June 16, 2013
あとは、JAL機内の映像が国際版という認識であっていれば、上記予想はだいたいあってたのかも。
2.エンドロールの「MEF」って誰だ?
これは初見時に引っかかっていたこと。エンドロールの一部、下記エントリで引用されているハイスコア画面がちょっと不自然です。
これ、よくある3文字アルファベットとハイスコアが並んでいるシーンなのですが、1位が「MEF 19332012」とあります。2位とは桁が違うということ、そして1933 2012と分けることにより、なんとなくですが「1933年に生まれた方が2012年に亡くなった」という、デディケーションの表現なのではないかと推察しています。
ところが・・・上記にもあるように、そのようなアニメーターの方が見つからないんですね。このハイスコアの意味をご存じの方はぜひ教えてください。
小ネタ
すでに本国ではBlu-rayリリースもされていることから、多くの小ネタが公開されています。たとえば。
隠れたグラフィティ=落書きたち。冒頭のゲームセントラルステーションに入るところ、右下にはあの超有名なフレーズ「All your base are belong to us」が描かれてます。この意味とムーブメントはこちらをどうぞ。日本発です。
そしてこちら、シュガー・ラッシュ内に隠された隠れミッキー。ミッキー自体もわりとあからさまにゲームセンター上に看板として登場してましたね。
オズの魔法使い。あのオレオ兵の元ネタはこれだそうです。25秒くらいから。
さらに、キャンディ大王がしゃべった一連のメガネ発言、これが元ネタだったそうです。有名なのかしら…。
キャンディ大王のメガネのネタってこれかw http://t.co/2it3Ok11gp
— Iwamaru Sakuma (@iwmr) April 8, 2013
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