公式で公開です。
日本でも映画「Wreck-It Ralph」(邦題:シュガー・ラッシュ)と同時上映となる映画「Paperman」(邦題:紙ひこうき)が、YouTube上で公開されています。6分33秒のモノクロなトーンで作られた短編です。
まずは見ていただきたいのですが、とにかく目が印象的。主人公ジョージとメグとがニューヨークですれ違うストーリーで、ほぼせりふなしなのですが目だけですべての感情が分かるのがやっぱりすばらしいです。特に後半のメグの表情!
今回紙ひこうきがストーリーの主軸になるのですが、後半の様子はファンタジア2000を思い出すほどのエモーショナルな動きに。これは本当にすばらしいと思います。CGで作られた作品ではあるのですが、HD環境で見られる方はぜひ1080pでご覧ください。手書き風に仕上げるという技術の進化がすごいです。最後のディズニーロゴのアレンジもまた心憎いですね。
日本では3月23日公開の「シュガー・ラッシュ」においてスクリーン上でこれが見られます。本当に楽しみです。もう一回見よう。
追記:
こちら、ねとらぼにも追記して寄稿いたしました。実はこれ、一般的ではないと思って何も言わなかったのですが、ねとらぼ編集部から寄稿依頼がありまして掲載になった次第です。ディズニーファンじゃない方もぴくっときた、ということに非常にうれしく思っています。
LINK:アカデミー賞ノミネートのディズニー新作「Paperman」がYouTubeで公開 手書きの雰囲気を3DCGで再現 – ねとらぼ
そして興味深いコメントをいただきました。
@dpostjp @mtakeshi これが以前君が新技術として紹介したもの(絵の電柱にスマイルを描くと、あたかもほんものの電柱に描いたようにアングルを変えても反映されるってやつね)をアニメーションとしてはじめて応用したものなんだよ!手書き風な技術じゃなく手書きをうごかしてるの!
— GertieTime (@GertieTime) January 31, 2013
@dpostjp @mtakeshi ディズニーはいま位置情報の高度な電算処理による再現化についてはどこよりも優れた技術をもってて、それを生かしたのがプロジェクションマッピングであり、『紙ひこうき』であり、ひいてはホログラフィックなんだよ。この短編はまさに手書きを復活させたんだ。
— GertieTime (@GertieTime) January 31, 2013
Papermanで使われた技術はこの辺見ればなんとなくわかる http://t.co/eUGHPbIr
http://t.co/EV1FIqrG— DISNEWSIES㌠ (@DISNEWSIES) January 31, 2013
三次元描画の上にフィッティングさせて描いているという説明がRT先にでてくるけど、これは正確ではないです。それ以外の説明はわかりやすくて詳しいです。
— GertieTime (@GertieTime) January 31, 2013
ふおおおおおお!これか!
LINK:ディズニー・リサーチによる、1枚の静止画に描いたものを別の静止画にマッピングする技術「Transfusive Image Manipulation」がすごい。 | dpost.jp
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