ううむ。
LINK:ロバート・ゼメキス監督「ロジャー・ラビット」続編を3Dで希望 : 映画ニュース – 映画.com
映画.comがロバート・ゼメキス監督がMTVにてインタビューした内容を記事化しております。おそらく元記事はこちら。
LINK:Robert Zemeckis Wants ‘Roger Rabbit’ Sequel To Take ‘Flight’ – Music, Celebrity, Artist News | MTV.com
1988年に製作された、アニメーションと実写の融合だけでなく、さまざまなカートゥーンキャラクターを一堂に集めたという意味で大変画期的な作品である「ロジャー・ラビット」。ディズニーのテーマパークにあるトゥーンタウンはこの作品から生まれたもので、そういう意味でもこの映画が残した功績は計り知れないもの。特にディズニーの代表的キャラクターであるミッキーマウスと、ワーナー(ルーニー・テューンズ)の代表的キャラクターのバックス・バニーの登場時間を巡り、最終的に「二人が同時に登場する」という形で解決させたということから分かるように、ものすごい調整が必要だったということも重要なポイントです。
さて、このロジャー・ラビット。続編についてはずいぶん前から話だけは出ていました。続編に関するMTVの特報は2009年に出ています。本記事ではけっこう前向きにとらえているものの、
「ウォルト・ディズニーのゴーサインを待っている状態だという」
としています。実はこれがちょっと問題あり。ディズニー配給のゼメキス作品ですが、最近のモノですと「Disney’s クリスマス・キャロル」、そして「少年マイロの火星冒険記 3D」。実はこの2本で特徴的に使われていたCGのパフォーマンス・キャプチャー、本来はその次の作品「イエロー・サブマリン」(ビートルズの)でも使われる予定だったのですが、この2作品の興行的失敗からディズニーは降りてしまっており、イエロー・サブマリンは宙に浮いている状態です。この状況を考えると…なかなかゴーサインは出ないんじゃないかと思っています。
LINK:ゼメキス監督「イエロー・サブマリン」3Dリメイクの製作が中止に : 映画ニュース – 映画.com
おりしもジョン・カーターの興行的失敗からディズニー映画部門のトップがアラン・ホーン氏に変わったばかり。それを考えると、ヒットが狙える題材ではあるのですが、逆にプレッシャーの大きな題材でもあります。トゥーンタウン(ディズニーのではなく同作の全カートゥーンが住む方の街)のいまを見たい気もするのですが、これはこれでそっとしておいてもいいような……。ロジャーの新作短編は見たいですけどね。
追記:
余談ですが、この映画でトゥーンタウンに入った瞬間に流れる「Smile, Darn Ya, Smile」、東京のトゥーンタウンでもBGMとしてよく流れてるんですが、これ映画のオリジナルじゃなくて昔からあった曲/作品(1931年)なのですね。しかもこの曲が使われた短編アニメ、オズワルドの「トロリー・トラブルズ」(1927年)のリメイクだとは知らなかった…。ロジャー・ラビット深すぎる。もう一度見よう。
LINK:Smile, Darn Ya, Smile! – Wikipedia, the free encyclopedia