行ってきました金沢!2012年9月15日〜17日に開催の「金沢ジャズストリート」、16日に行われた東京ディズニーリゾート スペシャルショー with 洗足学園音楽大学 Swingin’ Express」を見てきました。
LINK:金沢ジャズストリート
このスペシャルショーは、オリエンタルランド社がディズニーキャラクターを派遣し地方で行われるショー/パレードの一種なのですが、よくある「ドリームクルーザーによるパレード」とは異なり、東京ディズニーシーのビッグバンドビートで出演するダンサー/シンガーを引き連れての特別な構成によるものです。6月に行われた金沢百万石まつりではパレードが行われ、2万人が集まったとのことでした。大人気が予想されたため、今回のショーにおいては事前に座席抽選を行っています。
LINK:整理券発行すべきか苦慮 9月の金沢ジャズストリートでディズニーショー(7月5日) 9月15~17日の3連休に催される金沢ジャズストリートで、ディズニーの舞台は1 6日に3回、金沢歌劇座で開かれる。東京ディズニーシーのショー「ビッグバンドビート 」で人気のディズニーの仲間たちとダンサー、洗足学園音大生らで編成したスペシャル・ バンドが「夢と魔法にあふれたエンターテインメント」を繰り広げる。
ビッグバンドビートのメンバーがオリジナル楽曲を携えてディズニーシー外で公演する のは初めて。オリエンタルランドの意向で、無料で入場できる。
LINK:ディズニーショーで座席指定券 来月、金沢ジャズストリート(8月12日) ディズニーの舞台は16日に3回、金沢歌劇座で開かれる。東京ディズニーシーで期間 限定で開かれた「スターライトジャズ」をもとに、金沢ジャズストリート向けに再構築。 洗足学園音大の学生ビッグジャズバンドが …
私が参加を決めたのは上記記事。「東京ディズニーシーで期間限定で開かれた『スターライトジャズ』をもとに、金沢ジャズストリート向けに再構築」。スターライトジャズとは、2004年に行われた東京ディズニーシーのスペシャルイベント、ザッツ・ディズニーテイメントの夜の部、アフターダークにて行われたショーで、現在ブロードウェイ・ミュージック・シアターで行われている「ビッグバンドビート」の元になったショーと言われています。
LINK:ザッツ・ディズニーテイメント – Wikipedia
ということで今回無事抽選にあたって、初めて金沢に行ってきました。
スペシャルショーの内容:これは…まさに再現だ!
キャラクターの様子などは他のブログに任せるとして。
本公演は二部構成になっていまして、第一部は洗足学園音楽大学 Swingin’ Expressによる演奏。演奏曲はストンピング・アット・ザ・サヴォイ、ムーンライト・セレナーデ 、ストライク・アップ・ザ・バンド、星に願いをの4曲でした。最初は学生かー、と思いましたがクオリティは大変高かったです。
そして第二部。ここから男性シンガー、女性シンガー、そして女性ダンサー4人、男性ダンサー2人、そしてミッキーマウスとミニーマウスによるショーがスタート。楽曲およびアレンジは上記「スターライト・ジャズ」そのものと言っていいでしょう(ゲスト参加はないですが)。特にビッグバンドビートでも利用されているタキシード・ジャンクションは女性ダンサー3人、男性ダンサー2人+ミッキーで、あのビッグバンドビートでのダンスを再現していたようでミキヲタが息してませんでした(←わりと実話)。
当日は撮影禁止でしたので、メディアによる記事をどうぞ。また、詳しい構成についてはおそらく他のブログが…。
LINK:ミッキーがスペシャルショー-金沢ジャズストリートが開幕 – 金沢経済新聞 応募者約6800人の中から抽選で選ばれた親子連れや女性グループら計5400人が …
LINK:中日新聞:ミッキー 軽快なダンス 金沢歌劇座 ジャズ演奏と共演:石川(CHUNICHI Web)
LINK:金沢JAZZ STREET 2012: 無限の海へ
このスペシャルショーの「意義」
今回の金沢ジャズストリートのショーにおけるスターライト・ジャズの復活にせよ、地方パレードの楽曲再利用にせよ、オリエンタルランドの今後の地方戦略が楽しみになってきました。シンガー2人、ダンサー6人とミッキー/ミニーでこんなにも素晴らしいクオリティのショーを行えることが分かったのですから。
今回のショーはジャズイベントということで、バンドを現地調達できたから他では無理か…と思っていたのですが、この「洗足学園音楽大学」、金沢ではなく溝の口にあります。つまり、オリエンタルランドはやろうとすれば舞浜でビッグバンドビートを行いつつ、地方でほぼ同様のクオリティを持つショーを開催できる、と。
今回のクオリティと本気度、金沢という立地も戦略的に大きかったのかもしれません。この場所、東京からは近いようで結構距離があります。飛行機では1時間程度で東京につきますが、電車ですと3倍くらいかかること、そしてその時間をかければ大阪にまでいけてしまうということで、オリエンタルランドはユニバーサル・スタジオ・ジャパンと真っ向勝負を挑まなくてはならない場所です。そんな場所で今回のような大変野心的な興行が行われたことは特筆に値します。
既存のショーをそのまま行わずに、過去のスペシャルイベントを持ち込んだのも非常に興味深いです。ここ最近、東北地方で行われているドリームクルーザー利用のパレードでも過去のハロウィーン曲にコスチュームを再利用しています。当然、オリエンタルランドとしてはいまのパークに来てもらうために地方巡業しているわけですから、いま見られるものを再現しても意味がありません。そしておかげで、東京のファンにとっても地方に行く理由ができるというわけです。
実際、今回のスペシャルショーでも金沢の街にはぬいぐるみバッジをつけた、舞浜でよく見るようないでたちのファンがかなりいっぱいいましたし、Twitterにおいても観測されていました。地方もオリエンタルランドも現地の方も東京のドヲタもWin-Win。これはいい傾向なんじゃないでしょうか。
ということで、おそらくテスト的な要素が強かった金沢のスペシャルショー。個人的には大、大成功だと思っています。さあ次はどこだ!国内旅行も楽しいぜ!
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