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ミッキーが登場する同人ゲームにディズニーを名乗る激怒のメールが?(update)

 なんだこれは…。

LINK:ホーム 電子小説「ハナコ」 公式サイト

 電子小説「ハナコ」という同人ゲームを作っている方のところに、ディズニーを名乗るメールがきたという件が話題になっています。発端はこのハナコというゲームの中に、ミッキーマウスが登場、悪意的な表現が含まれていたようです。作者のTweetを引用します。

最近ミッキーに関して質問を頂くのですが、ディズニーはパロディーにそもそも優しい会社だと思うのです。海外では普通にファンアートが見かけられますし、著作権が切れた日本では尚更問題ないと思ってます。

ディズニーから苦情メールが来てました。 もの凄く怒ってるみたいだけど、大丈夫かな……

チコラジにキャラクター(ミッキー)に対する名誉破損の表現が含まれてるとかで、凄く責めて来ている。 一応電話番号を渡したので、話し合いで和解できれば良いけど。 もちろん僕がディズニーが嫌いな訳ないです。それでは言っておきます。

ダメだった。向こうは何を言っても批判を繰り返して来ます。 もしかしたら訴えられるかも知れない。 向こうはゲーム公開・開発中止と賠償金600万円を要求するって言ってた。 僕はそんなにも悪いことをしたのだろうか。もし何かあったらごめんなさい……

 自分はこのゲーム未体験なので何とも言えないですが、作者のかたの認識が甘いのは事実。そもそも「著作権が切れた」のは(私の認識では)例えば映画作品としてのものであり、ミッキーマウスそのものの権利は切れていないはずです。そしてこういうキャラクターは著作権だけではなく、さまざまな権利が絡み合っていますので第3者がなんでも使っていいという訳ではありません。

 そしてもう1つ。これは最近のGigazineで取りあげられているネタとも絡むのですが、「ディズニープリンセスがあられもない姿に」「ディズニーキャラクターがこんなことを」的な、ファンアート系を取りあげるブログエントリはものすごくヒットしている理由ってのが「ディズニーキャラクターが持つ無垢なイメージと、まったく逆のイメージを掛け合わせる」ことであり、「あられもない姿に」「こんなことを」だけではコンテンツとして成り立たない、という事実があります。要するにこれらは「ディズニーブランド」が確立されているからこそ、読まれる記事なわけです。そりゃ、ディズニーもブランドを維持する=権利を主張したくなりますよね。そこまで育てたのはディズニーなのですから。キャラクターのブランドを作るより落とす方が簡単。

 よって、今回の同人ゲームに「ミッキーマウス」を登場させた理由が、物語の必然性でなければ、単にディズニーのブランドに乗りたかった、ということになり、ウォルト・ディズニー社が怒るのも必然です。表に出ている情報(一発目の苦情がメールで来る、具体的な賠償金額がこの時点で出てきている、そもそも内容証明など相手に送達確認できる手法を使っていない)を総合するとどう考えてもなりすましだとはおもいますが、「ディズニーは著作権ゴロだ」というまえに、その著作権が重要視されるようになるまでディズニーがどれだけキャラクター、作品に力を入れてきたのかを考えるといいでしょう。そして以前ONETOPI「著作権」@copyright_1topi)キュレーターの方とお話ししたときの「ディズニーの権利関係がすごいのはちゃんとしたライセンス商品が100円ショップに売ってるところ」ということを思い出しました。ちゃんとスジ通せばいいだけの話。

 それ考えると、二次創作に限りなく近いストーリーと、キャラクターの歴史と必然、もしもの世界を作り出した「エピックミッキー」はすごいです。これはオフィシャルなものだけどここまで作れば、「パロディーに優しい会社」の面が出ると思いますよ。

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追記:

 ひとまずなりすましである可能性が高いようです。

大変お待たせしました。不用心な発言は控えるため連絡を途絶えていましたが、きちんとディズニー関係者と連絡が取れましたので、報告に参りました。 向こうは、この件に関して一切ノータッチだ、と言っていました。 前々から指摘があったのですが、一連のメールは偽造メールと言う見方をしています。

ネット上では「ミッキーを虐殺するゲーム」の様に紹介された印象を持ちました。 実際に遊んだ方なら分かると思うのですが、そんな内容じゃありません。 チコラジ内の都合の良い画像・動画だけが切り取られ、「殺した」や「斬り取った」などの表現で紹介され、具合を悪くするほどショックでした。

そしてもう一度、今回の件に関して謝らせてください。 僕はディズニーが大好きですし、WDさんのファンの皆様には大変申し訳ない事をしたと自覚しております。

 いやー、虐殺だからつっこまれてたんじゃないと思うぞw 単純に無許可で使ったという一点。そしてファンだったら許されるわけではない。今回はなりすましだったようですが、この問題の恐いところは「ウォルト・ディズニー・カンパニーに問い合わせると墓穴を掘ることになりかねない」ことですね。そして今度はなりすましを行った人間の方が危なくなってきました。詐欺恐喝。

 そして次は私たち。この手法はオレオレ詐欺と一緒で誰の上にも降りかかる可能性があります。たとえばTwitterのDMで、「株式会社olcのエリア内で撮影したキャラクターアイコンを使う場合、年額3000円が必要です。振込先はこちら。なおネット上に書くとペナルティとして10倍になります」とか来そうじゃないですか。一応Twitterアイコンでのキャラクター写真利用と今回の同人ゲームでの利用は意味的には一緒ですので、気を付けないとね。