ちょっとびっくりした。Twitterでデイジー・ダックの誕生日を祝うつぶやきが増えたんで調べてみたら驚きの事実が。
LINK:Daisy Duck | Characters | Mickey and Friends | Disney
キャラクターの誕生日が、出典によりブレているということがいくつかあります。例えばグーフィーですと当初はディピー・ダウグ (Dippy Dawg) として「ミッキー一座」に登場していました。この公開日が1932年5月25日のため、この日が誕生日とされています。が、この公開日が1932年5月2日という説もあり、実際に公式facebookページでは5月2日となっています。誕生日ではなく「発売日」ですが。
で、今回のデイジー・ダックも似たような経歴を持っていまして、当初はドンナ・ダックという名前で「ドナルドのメキシカン・ドライブ」(Don Donald)に登場しました。この公開日が1937年1月9日で、スクリーンデビュー日をこの日とすると、本日が誕生日となります。ところが公式facebookページでは1940年6月7日となっています。これはデイジー・ダックとして初出演した「ドナルドのダンス大好き」(Mr. Duck Steps Out)の公開日です。
ここまではよくある話でどれを公式とするのかがぶれてるだけなのかと思ったら、気になる記述を見つけました。ただしソースはWikipedia(キリッ)。
LINK:Daisy Duck – Wikipedia, the free encyclopedia Some sources consider Don Donald Daisy’s debut. These include the Internet Movie DataBase,[1] The En …
注目すべきは以下の1文。
However, in 1951 the character of Donna was retconned into a comic story where she appears as a separate character than Daisy and a rival for Donald’s affections.
これによると、ダック関連で大量に生産されたコミックにおいては、先のドンナ・ダック=デイジー・ダックという設定をいったんリセットし(retconned)、別の人格であるとしたものも存在するとのこと。それがこちら。
おそらくですが、左がデイジー、右がドンナ・ダックと思われます。これは驚きました。ただし、Disney A to Zを見てもデイジー・ダックの項に「かつてドンナ・ダックと呼ばれていた」と記載がありますので、これはその後影響を与えた設定ではないようです。
で、結論は何かというと、この辺の設定はいろんな出典によりひっくり返ったり無かったことになってたりというのがけっこう頻発する分野なのかと思います(特にダック族はコミックでの分化が激しい)。ドナルドダックも劇中誕生日が変わってたりしますんで、全部誕生日でいいじゃん!という説を全力で唱えたいと思います。ということで、デイジー・ダックさんもドンナ・ダックさんも誕生日おめでとうございます。
ちなみにどうでもいい小話ですが彼女にはApril, May, Juneという姪っ子がいたりします。いつか東京ディズニーリゾートに来ると思うので早めに押さえた方がいい(update注:もう余裕で出てました)。
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