東京ディズニーシー10周年で「ファンタズミック!」が登場

補足:こちらの記事に大幅加筆修正したものを、誠Styleに寄稿いたしました。そちらもぜひどうぞ。

いやー、本当に実現するとは。オリエンタルランドが本日発表したリリースによると、東京ディズニーシー10周年イベントが2011年4月よりスタートするのにあわせ、同時期からメディテレーニアンハーバーを舞台にあの「ファンタズミック!」がスタートするとのこと。これに伴い、2010年11月13日で現公演である「ブラヴィッシーモ!」が終了します。なるほどクリスマスのアレが前回で最後だったのはこういうことか。

そもそもファンタズミック!って?

このファンタズミックですが、元々はアナハイム、ディズニーランドで1992年から行われていたナイトエンターテイメント(要するに夜のショー)。場所はアメリカ河をそのまま使い、対岸にあるトム・ソーヤ島を舞台として、さらにはアメリカ河を運行するマーク・トウェイン号およびコロンビア号も組み入れられた、大変大がかりなもの。当初は5年で終了する予定だったそうなのですが、2009年にはプロジェクターの更新およびドラゴンのリニューアルが行われ、いまもアナハイムの夜を彩っております。

そしてさらに1998年、フロリダ、ディズニーワールド内のディズニー・ハリウッドスタジオにも専用の劇場をつくった上で上演開始、アナハイム版とは若干異なる構成でこちらも大人気のショーとなっています。

ストーリーは大変シンプルな王道シナリオ。冒頭にはこんなナレーションがつきます(Fantasmic Scriptより)。

Welcome to Fantasmic! Tonight, your friend and host Mickey Mouse uses his vivid imagination to create magical imagery for all to enjoy. Nothing is more wonderful than the imagination. For, in a moment, you can experience a beautiful fantasy. Or, an exciting adventure! But beware — nothing is more powerful than the imagination. For it can also expand your greatest fears into an over whelming nightmare. Are the powers of Mickey’s incredible imagination strong enough, and bright enough, to withstand the evil forces that invade Mickey’s dreams? You are about to find out. For we now invite you to join Mickey, and experience Fantasmic — a journey beyond your wildest imagination.

こちらにもあるように主役はミッキー、正確には彼の「イマジネーション」。その力強さは悪夢に勝てるのか……というもの。そのストーリーラインは東京ディズニーランドの10周年で上演された「イッツ・マジカル!」と大変似ており、ファンタズミック!が東京ディズニーシー10周年で上演されることは大変興味深いです。

ちなみに、日本でもサウンドトラックの完全収録CDが発売されていました→カリフォルニア・ディズニーランド~ウォルト・ディズニー・ワールド ミュージック・ヴァケーション(ディズニー) カリフォルニア・ディズニーランド~ウォルト・ディズニー・ワールド ミュージック・ヴァケーション(ディズニー)

東京版は何が変わりそうか

さて、今のところはアートワーク1枚しか公開されていないのですが、このショーのキモであるウォータースクリーンや花火はあるようなので安心。リリースには既存の2バージョンでは登場しないファインディング・ニモの記述があることから、多少のアレンジが入ることは間違いないでしょう。

東京版が大きく異なるのは、ハーバー全域を使うこと、つまりは舞台裏が見えてしまうこと。既存の2バージョンをよーく見ると分かるのですが、ウォータースクリーンに上映している間、舞台では大急ぎでセットの入れ替えをしています。東京版ではこれができないことから、ストーリーラインは同じでも、冒頭部分で大きな構成変更が予想されます。細かいところではショーの時間がサントラ調べでディズニーランド版が23分、ハリウッドスタジオ版が27分なので、東京版の20分というのは何らかのシーンが再構成されている可能性が高いです。

そして気になるのは、アナハイムの第2バーク、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでまもなくスタート予定のナイトエンターテイメント「World of Color」の存在。実はこのアートワークが今回発表されたモノに大変似ているのです。こちらも最新のテクノロジーを使ってくるので、東京版ファンタズミック!も過去2作とはまた異なるものになるのではないかと期待しています。

想像以上に近い将来に、身近な場所であのファンタズミック!が見られるのは大変うれしいこと。まだ一般的な知名度は低いですが、きっと東京ディズニーシーへの認識が相当変化することが期待できるポテンシャルのショーである、といえましょう。