今日のひとこと ぜひ子供に見せていただきたい「ホートン」

「ホートン ふしぎな世界のダレダーレ」を見てまいりました。きっかけはyoshihide-ohkuboさんのカートゥーン好きのタワゴト : ホートン観たよというエントリ&twitterで、ポスター見ててアードマンスタジオの作品かと勝手に思ってたんですが、実際はアイス・エイジやロボッツでおなじみブルースカイスタジオ&原作はあのDr.スースという由緒正しい作品でした。Dr.スースは日本ではまずなじみがないですけれど、「グリンチ」とか「ハッとしてキャット(原題:The Cat in the Hat)」などを作った絵本作家の方。オーランドのユニバーサル第2テーマパークであるアイランド・オブ・アドベンチャーでは1つのテーマランドになってるくらいの方です。

で、このホートンなんですが、そのスース的キャラクターを3DCGでこれでもかというくらいに再現しており、まずそこにびっくりします。最初アードマンなのかなと思ったのも、ウォレスとグルミット的な粘土キャラに見えたからだろうなあ。

ここで登場するのはゾウのホートンがいる世界と、ホコリの中の超ミクロな世界である「ダレダーレ」(多分原語では「Who」)。なんと言うかミクロの世界が広がるというのは手塚治虫氏のライフワーク「火の鳥」にもあったよね。一時期私は宇宙に関係する本を読んでた時期があったんですが、広がり続ける宇宙を必死に物理学で解明している人たちでも、宇宙のそのそとには何があるのかっていう命題には「考えちゃいけない」的な、物理が突然哲学になっちゃうあたりが非常に面白いと思っていて、火の鳥や本作で言うような「自分の世界を俯瞰する超マクロな世界がある」的な設定は非常に興味深いです。で、そのお互いが全く認識できない間柄なのに友情が芽生えるというのは実に示唆に富んでます。それはホートンが劇中で何度も話す「見えないくらい小さくたって、ひとはひとだ。」ってひとことに集約されてます。見えないものを信じるってことは特に子供に対しては重要。お前はゾウだろってのはおいといて。

そして一つこのお話がすごく気に入ったポイントはカンガルー。一言で言うと本作品に置ける悪役的な立ち位置で、クライマックス近くではガストンを思い起こさせるようなシーンがあります。今だから言えますけど美女と野獣であまりよろしくないと思ってるのはガストンの扱いなんですよね。で、この作品はというと・・・ご自身で見てくださいませ。

とか言いつつもこの作品、東京都内ですらかなりの不遇な扱いででかいところでも1日3回、それ以外の場所では今週で終了というところも多いという。まあ世間ではポニョだポケモンだと騒いでいますが、子供に対して実にわかりやすくストレートに楽しくためになるお話を提供してくれる作品ですので、興味のある人はぜひ見に行ってみてください。(参考:原作、ぞうのホートンひとだすけ (ドクター・スースの絵本)(ドクター・スース/Dr.Seuss/わたなべ しげお) ぞうのホートンひとだすけ (ドクター・スースの絵本)(ドクター・スース/Dr.Seuss/わたなべ しげお)

#個人的ににやりとしたのは鳥の羽を握りしめたシーンとMySpace。(←誰一人として笑ってなかったけれど)