5分で分かる「ウォルト・ディズニー・ワールド」

ディズニー(2013年以前の記事)フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート

ウォルト・ディズニー・ワールド(Walt Disney World:WDW)はアメリカはフロリダ州、オーランドにある、ディズニーとしては2番目のテーマパークで、ホテルやマーケットプレイスなどを含めた「リゾート型」の開発としては初めての場所。

元々アナハイムのディズニーランドではホテルを含めた周りの環境はディズニーがあまりタッチしておらず、結果的に便乗した業者がクオリティの低いサービスを提供してしまうなどから、次に作るならホテルを含めたすべてを自分で手がける、という考え方の元、西海岸に一つあるならもう一つは東、ということで温暖なフロリダに作られました。

1971年にディズニーランドをモデルとした「Magic Kingdom」が、1982年にウォルトの考えた未来都市を実現する「Epcot」が、1989年に映画をテーマとした「Disney-MGM Studios」(2008年よりDisney’s Hollywood Studiosに改名)が、1998年に動物をテーマとした「Disney’s Animal Kingdom」がオープン、101平方キロの敷地にこの4つのテーマパークに2つのウォーターパーク、19の公式ホテルがある一大リゾートとなっています。アメリカ人にとってもこの場所は何かを成し遂げたときにいきたくなる避暑地で、「I’m going to Disneyworld!」は成句となっています。

日本からのフロリダに行くには直行便はなく、乗り継ぎを含めて約14~16時間はかかるというかなりの遠さ。しかしここに来る人はアメリカ人含めほとんどホテル滞在で数日間は入り浸ることとなるからか、東京のディズニーテーマパークに比べるとのんびりした雰囲気が楽しめるでしょう。

各テーマパークで人気のあるアトラクションやショーとしては、

基本的には東京ディズニーランドがコピー先であるため大筋は一緒ですが、日本にはない「Mickey’s PhilarMagic」や「The Enchanted Tiki Room (Under New Management)」、また2007年に大リニューアルを行いテクノロジーが最新となった「Haunted Mansion」などはみておくべきでしょう。

アトラクションとしてはスケールの大きさがまさにフロリダ!な「Test Track」、ディズニーランド50周年の一環でロスから持ってきた「Soarin’」、2006年にリニューアルされた「The Seas with Nemo & Friends」など。そして夜のイベントである「IllumiNations: Reflections of Earth」は圧巻。

エアロスミスが登場する「Rock ‘n’ Roller Coaster: Starring Aerosmith」や本家となる「The Twilight Zone Tower of Terror」をはじめ、ほぼすべてが目玉であり、アトラクション目当ての人が多そうな日本人観光客好みのテーマパーク。そして夜のショーとして「Fantasmic!」が開催される。これは見逃してはいけない。

アトラクション1つがすでに東京ディズニーランドの大きさを越えてしまう「Kilimanjaro Safaris」や、フロリダで一番高い山を作ってしまった「Expedition Everest」は外せない。小さなショーが各所で開催されているが、動物の生態にあわせ閉園時間が早いので注意。2006年にはオフブロードウェイの劇団による「Finding Nemo-The Musical」がスタートした

WDW自体が一つの国のようなイメージであり、治安についてはディズニーの管理下のエリアであればアメリカ1安全というレベル。非常に広いエリアではありますがホテルとパークはバスやモノレールが完備されているため、レンタカーの手配などは基本的に不要。しかも空港から直営ホテルまでもバスを運行している徹底ぶりなので、初めての海外旅行だとしても全く問題はないと思います(飛行機のトランジット除く)。ただし、お金を節約するという理由だけで公式ホテル以外の滞在をすることは全く持っておすすめできず、ある程度のスキルが必要。

ともあれ、一人でも多くの方がフロリダのウォルト・ディズニー・ワールドを体験すべし!と思うほどハッピーな場所です。ぜひ、あなたも。