そもそもMission:Spaceとはどんなアトラクションなのか

ここ1年でライドから降りた方が2名亡くなっている(参考)というEPCOTの恐怖アトラクション「ミッション・スペース」ですが、乗ったことのない方には「何が一体そんなに恐怖なのか」がわからないと思いますので、軽く説明を(と言っても最後に乗ったのが3年前なので記憶は不確か)。

まずアトラクションの内容。これは地球から火星へロケットで飛んでいくというもので、Gに関係するギミックとしては大きく「発射」「無重力」「着陸」があり、それぞれ下方向の強いG、上方向の軽いG(映像とともに上に引っ張られる感覚を与えることにより、無重力であると錯覚する)、前方向の強いGがかかります。で、このGの与え方がポイント。実際にどうやっているかというと、wikipediaのOrange Stingerの写真を見ていただきたいんですが、仕組みはこれと一緒で中心から放射状に4人乗りライドが複数配置され、上記のブランコのようにぐるぐる回る(余談だが私はこのOrange Stingerでも酔った)。ブランコの椅子自体が大きなライドになっていると考えてください。ゲストは完全に密封されたライド(かなり狭い)に入っているため、横方向に回転しているという感覚はほとんど無く、その遠心力により発生した力を重力と錯覚するというもの。逆側のGは人が入っているライド自体の向きを変えることで発生させる、つまり、頭を中心に向けて回せば下方向のG(ロケット発射)になり、足を中心に向けて回せば上方向のG(無重力)となります。つんのめる感じの前向きのGはそのままライドを下に向けているのではないかと想像。

これはすなわち、血流が急激に足先に向かったり脳の方向に向かったりという動作を表しており、体にはかなりの負担となります。いわば強制的に立ちくらみを起こさせているようなライド。おそらく、それによる血圧変化により血管障害が発生したことが原因となったのでしょう。

そして若干気になっているのは、私たちの場合長距離フライトが関係すること。エコノミークラス症候群ってなに? Q&Aによると、フライト後1週間程度はリスクがあるということを考えると、オーランド到着直後にこれに乗ることはかなり危ないということになりそう。少なくとも到着日や翌日は避け、十分水分を取ったあとに乗るほうがいいのかもしれません。私としてはあまりお勧めしないアトラクションですけどね。テクノロジ的には凄いと思うけど1回乗ればもう十分。