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ディズニー社は短編に(も)注力すべきだ!-今日のひとこと

ということで本当はあのFAQからさらに「いわゆるアンチ的質問」まで発展させようと思ってたんです(ピクサー作品まで著作権著作権かよ!とか)が、発表と同日からスタートしたiTunes Music Storeのディズニー短編、プレビュー動画を見てたらそれどころじゃなくなりました。

ということで、まずはやり方から

  1. アナタのPCにiTunesを入れよう。
  2. まず、左側からストアをクリックする
  3. ストアのページが開いたら、一番下のドロップダウンボックスから「米国」を選択する
  4. すると、日本では「Pixar」となっていたところが「Short Films」に変わるので、クリック
  5. ウォルトが見えるでしょ?

ということで、まずは今配信されている10本のプレビューを堪能しましょう。配信されている短編はわりと有名なものも多く、The Pointer(ミッキーの狩りは楽し)なんかは近年(?)の名作ですし、Building a Building(ミッキーの摩天楼狂笑曲)は東京ディズニーランドのメインストリート・シネマで上映されていたもの(だったような気がする)。The Old Mill(風車小屋のシンフォニー)はプレビューだけで美しさに泣いた。これが自分のものになるのです(アメリカでは)。プレビューだけ見ても非常に高品質であることがわかりますし、そもそもの絵が半世紀程度前のものとは思えない。これが、これこそがディズニーの底力なのです。まずそこを見ておこう。とにかく見ておこう。

今回の買収の興味ポイントはラセター氏のイマジニアリング入りもさることながら、やっぱりスティーブ・ジョブスCEOがどこまでディズニーに影響力を持つか、ということ。今回のToday!戦略はさすがに以前から話が決まっていた(すでにABCのドラマ配信もあったんで、今回の合併話が無くてもこの配信は出来てたはず)とは思いますが、さすがにこれを同日にやられると期待をしてしまいます。

と言うのも、例えばNIKKEI NET:ディズニー、ピクサー買収で合意も微妙な問題に直面には、

業界の重要なけん引役であるDVD販売による収入はピークを過ぎた可能性がある。

という懸念があげられています。まあ媒体についてはブエナ、Blu-ray Discソフトの国内発売を発表という記事もあってDVDより高精細な媒体が出てくる訳なので、ある程度の売上は上がるとは思いますが、それはマニア向けのお話(余談だけど上記の記事、アラジンの絵を使ったSD/HD比較の写真が消されちゃいましたな)。で、私が考えるにDVDが売れないという懸念に対する回答はすでにジョブスの手によって解決策が出されていると思ってます。もちろん、それはiTMSによる配信。しかも短編。それはインタビューでジョブスが発言した以下の言葉からもわかります。

“You may watch your favorite live action film three, four, or five times in your life,” said Jobs. “But for a great animation film, your kids may watch it a dozen or a hundred times.”

要するに「素晴らしい映画なら3〜4回見ることもあるだろう。でも、素晴らしいアニメーションなら子供たちは何百回だって見る」ということ。iPodの電池は長編映画を見るには厳しいことから、ジョブスは短編を作るというモデルを想定しているのではないかと思います。

今までの短編ビジネスというのは、ピクサーにとっては実験的要素(最新作の「One Man Band」は純粋な短編ですが)、ディズニーにとっては客寄せという位置づけで、これ自体が利益を生まないことから特にディズニーでは前世紀より縮小傾向にあると考えています(TVシリーズは別として)。しかし、スティーブ・ジョブスが率いるAppleには、その短編を販売する場とそれを見るデバイスを持っています。さらにジョブスは「短編はピクサーにとって重要である」というコメントをしていることから、この勢いがひょっとしたらディズニーにも乗り移るのではないか、と言う期待をしています。

以前コラムにも書いたんですが、短編を作る場を用意し、多くのクリエータがストーリーを作るという事を行うことがいまのディズニーに必要なことなのではないかと思います。ストーリーメーカーを育成したいディズニーの現状を考えると、iTMSという場を使わない手はないでしょう。きっと過去の短編配信は追加継続されるとは思いますが、ぜひ、iTMS Exclusiveなディズニー短編を見てみたい。

もちろんその前に早く日本版をリリースして欲しいんですけどね。字幕も吹き替えもいらないですから。日本版がリリースされたら、マジで60GのiPod買いますよ。