日本のディズニーコンピ雑感

さるところのさる記述にインスピレーションを得まして。

ディズニー、と一言で言っても、テーマパークだったり映画だったりキャラクターだったり、アメリカだとテレビだったりショウビズだったりするわけですが、はずせない分野として「音楽」があるわけです。ぱっと出てくるディズニーソングというのもわりと世代がよく出てきちゃう質問な訳ですが、若年層だと多分「美女と野獣」「ホール・ニュー・ワールド」(つっても10年前なんだよなこれ)、その上だと「ミッキーマウス・マーチ」「イッツ・ア・スモールワールド」「エレクトリカル・パレード」(バロック・ホゥダウン)あたりに落ち着くんじゃないかと。ディズニーソングと言うだけである程度の知名度はありますからカバー対象としてはよく取り上げられるジャンルで、古くはビリー・ジョエルなども参加した強力コンピ「マッド・アバウト・マウス」や、大御所ルイ・アームストロングの「サッチモ・シングス・ディズニー」などが著名です。

で、日本におけるディズニーソングカバーアルバムの歴史も古く、大々的に発売されたのはミッキーマウス70周年の1998年に発売された「We love Mickey」。参加アーティストとmtakeshi的インプレはこちらを参考にしてもらうとして、今から考えると、大ちゃんディズニーヲタだよね、という印象以外すっかり記憶から消えてしまったアルバムになってしまいました。確かに歌うまいんですが、アーティストがふつうにディズニーソング歌いましたよ、程度。

次、地味に発売されたのが2001年の「Disney Age@D_100 Cafe」。一応ウォルト生誕100周年ということだったんですが一般受けしなかったと思われるアルバム。しかし!これがまたヲタ心を引きつけることこの上なしで個人的にはWe love Mickeyよりも上(当時のインプレはこちら)。DOOPEESのマジック・ジャーニーはいまだにヘビーに聞いているぞ。楽曲は大してアレンジかかってないけどアーティストの力で押した作品。

結構間があいて2004年に登場したのが、我らがコニタンの「Readymade digs Disney」。発売されるという報が飛んでくるやいなやヲタ層がものすごい勢いで惹かれるの。しかもその期待を全く裏切らない出来だったのが本当にスゴイ。登場アーティストも水森亜土さんとかかまやつひろしさんとか渋さを通り越してどーなのよ、と言う人ばかりで大喜び。その後のTVなどでもBGMとして大量にオンエアされ大成功の域でしょう。渋いアーティストを起用して、かつ小西サウンドというジャンルに仕立て上げたことが成功要因かと思います。2,3についてはこの前書いたから割愛。前作と方向が違うのは確かだがUSでもやってないことが日本でできてる事実はスゲエと思う。

要するに、すでに曲自体の知名度が高いだけに、ふつうに歌ってるアーティストがふつうにディズニーソングをカバーするだけだったらもうおなかいっぱいな訳です。今後日本で(いや、世界でも)ディズニーのコンピレーションorカバーを売るとなると、ものすごい偉大な先達「Readymade digs Disney」を越えるものじゃないと売れません。USの「Disneymania」がいい例(←ヒラリー・ダフとかイン・シンク等いわゆる著名若手アイドルにカバーさせたアルバム。3作目まで出たが物珍しさだけが売りなので1枚目しか買ってない)。それでもどうしてもディズニーコンピを売りたければ、ジャニーズと組んで若手に歌わせたあげくにジャケット違い6種類展開&限定豪華版的発売方法をとらなければ売れないでしょうねえ。間違いなく売れると思います。けど、すぐ忘れられるアルバム。まあ日本のDヲタとしては、偉大な作品が日本から生まれた(そしてそれがパート3まで企画されてる!)と言う時点でもう満足しちゃってるんじゃないかなあ、という気がしなくもない。これ以上は新しいディズニーミュージックが、良質な作品から生まれてこないことには発展しないんじゃないかと。

ちなみに私も30代です。回答:(゜⊿゜)イラネ。