多分同様多数なんですがSANSPO.COM ミッキーの祝福に歓声−ディズニーランドで成人式などなど。ちなみに今年はUSJでは対象者に先着で無料入場できるというイベントが。んですでに記事は消滅しているんですがその中の一文に反応。はてなブックマーク – <大阪>USJ 新成人1000人を入場無料招待より引用
ただ、安全上の理由から、一部アトラクションの晴れ着姿での利用は制限され、また「飲みすぎ」の新成人の入場は「お断りする」ということです。
飲み過ぎお断りは当たり前ですが、この晴れ着姿の利用が制限される点がポイント。実は、開園当初の東京ディズニーランドでも同様のお話が議題になったという事が当時の取締役の北村和久氏による講演録にありました。初めて成人式を迎える東京ディズニーランド、晴れ着姿のゲストが来ることも当然予想できたんですが、そのときに問題になったのがアトラクションの乗車について。ウォーターライド系のアトラクションで水が跳ね晴れ着を汚したり、コースター系のアトラクションで引っかけてしまっては大問題になるため、オリエンタルランドの役員は今回のUSJと同様、なるべくご遠慮ください、と言う文面を作り、入場時に渡す計画をしていました。
ところがこれを聞いたディズニー社運営ディレクターが激怒。ここから引用させていただきますが、
「君達は長時間掛かって何をバカな相談をしてるんだ」と言いまして「君達は、せっかく盛大なお洒落をして東京ディズニーランドへ遊びに来て下さったゲストに対して、我々が遊んで頂きたいアトラクションに乗せない相談ばっかりしてるじゃないか!!」と言うんです。「もしねぇ、水が掛かってクレームが来るのが恐いんなら、その日だけは、そういう着物を着たゲストには、肩からひざまで掛かるビニールの前掛けを作ってあげよう。それを差し上げようじゃないか」あるいは「スリルライドで袖が絡まって恐いって言うんなら、ちゃんと袖を絡げて、そのライドの椅子まで、ご案内して座らしてあげる。その日だけのキャストを用意したらいいじゃないか」って言うんです。君達の考えてる事はクレーム恐さに「サービス」だって言って逃げてるだけの話だ。つまり『免責のサービス』だ。責任逃れのサービスだ。
ディズニー社の考える「サービス」がいかに深いものかを感じるエピソードでした。ディズニー社らしくサービスを行うことは、平等のサービスを提供すべしというお話でした。
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