今となってはふつうに見える技術ですが、最初は皆度肝を抜かれる衝撃だったはずのオーディオアニマトロニクス。ディズニーのイマジニアが作った造語って説明するとイマジニア自体も造語だよ!ってことで説明文だけが異常に増えるからやめる。
私とオーディオアニマトロニクスというと、やっぱりあの「ミート・ザ・ワールド」を思い出す。初めて入ったときには、人が演じているものだと真剣に思ったものです。特に伊藤博文たちが話しているシーン。アレがロボット!?と。そりゃカリブの海賊とかみたらさすがにアレは人間じゃないとは思うのだけど、ミート・ザ・ワールドでの登場人物は日本人だったからねえ。それに東京ディズニーランド向けってことで最新鋭だったろうし。あの驚きは一生忘れない。もう一つびっくりしたのは、EPCOTのアメリカン・アドベンチャーで登場する、「階段を上る」オーディオアニマトロニクス。まあこれは「階段を上るように」見えるだけで、実際は腰あたりに棒がついててそっちで支えてる(実際のところ、階段自体が存在しない)ことが後にわかってなるほどなー、と思った記憶が。
そんなオーディオアニマトロニクスですが、ディズニー初の「歩く」オーディオアニマトロニクスが登場、その名も恐竜のラッキー。すでにロスのディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでデビューしていて、最終的には2005年にアニマル・キングダムに移動する模様。とうとうマジ歩きしますか。まーでも歩かなくてもビジョナリアムのタイムキーパーとか、エイリアン・エンカウンターのプレショーのロボットなんかはものすごい表現力だった。その表現力と「歩く」が同時に実現したらこりゃ攻殻機動隊的サイバー空間になるな。ホンモノのトゥモローランドだ。
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