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粋なはからい

なんでも作るよ。: まじめな話。

足無しでジオングドッグでもいいと思った。

ネット界ではわりと有名なお話なのですが、ずいぶんと前に放映されていたアニメ「ボトムズ」で出てくるロボットを実際に鉄切り出して作っちゃおう、というサイトがあります。ちなみに「ココログエキシビション『ツナガリ』」にも参加されている方なんですが、その制作現場になんとボトムズ作ったサンライズご一行が見学に。しかも怒るどころかむちゃくちゃ感動した模様で、サイトにも(c)サンライズの文字が入って公認状態に。うわー、粋ですねサンライズ。

こういった「粋な計らい」っていうのは日本的なものなんだろうか。個人的に聞いたことのある「企業が個人(もしくはグループ)に対して配慮してくれる」という事例は、在りし日のパームとソニーのCLIEチーム、そして映画「アイアン・ジャイアント」。パームの日本でのスタートの頃は本当に感動的だった。見返りなしに草の根的活動でファンを増やしていたサイトのオーナー達を発表会に呼び、しかもそこで功績をたたえるかのようにプレゼンしてくれたということがあり、私はそれを見てパーム(というかそのころはIBMのワークパッド)を買った記憶が。詳しくはパーム航空さんの99.02.23を。CLIEについては、評価機をファンサイトのオーナーに貸し出してくれているのを見て久しぶりにパームの暖かさを感じた。そしてアイアン・ジャイアントは何度か取り上げているけど、元々公開予定がなかったのに、口コミで評判を広めていたファンサイトに対して試写会を開いてくれ、結果的に一部ながら日本でも公開にこぎ着けたという希な例(先日DVDが再発されたのでぜひ見よう)。と、これらはなぜか日本で起きていることが多い。海外から来たモノ達ばかりであるにもかかわらず。

この辺は、武道などの「礼にはじまり礼に終わる」に代表されるような、日本的な情緒なんだろうと思う。ビジネスの場にそれを持ち込むことがいかに難しいのかは、ここを見ている社会人の方ならわかってくれると思う。もし自分達の商売していることを褒めてくれている人たちがいて、それを支援しようとするのにどれだけの社内稟議が必要か?考えただけでぞっとする。でも、そういうことをやっている企業がいるってことに、まだまだ日本は日本であり続けられると思うわけで。

で、やっと本題。ネット上でディズニーを非難するときに必ず出てくる「卒業制作で描いたミッキーの絵を消させた事件」。これ、正直真実はよくわからないんですが、伝聞で聞いた顛末はこちら。コピペ元はもちろん2ch。改行位置修正。

761 名前:名無しさん@120分待ち 投稿日:2001/06/02(土) 18:29
あのスレに書く気はしないので、昨今出てるミッキープール事件のコ
ピペの正確な出典について
「週刊金曜日」2000年11/3号のTDL特集。以下原文ママ。
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1987年滋賀県大津市の小学校で、卒業記念に男子児童106人が2ヶ月
がかりでプールの底にミッキーマウスを描いた。ところが、
ディズニー(日本ウォルト・ディズニー・プロダクション)から抗議を
受けて生徒たちは作品を塗りつぶすことになった。ディズニー側は
「他人の権利を知る教訓になったと思う」とコメントした。この事件は
「子供たちの夢を奪った」「著作権から見て当然だ」「許可を出した
学校側に問題がある」など論議を呼んだ。

Q.大津の小学校プール事件は、ちょっとひどい話ではないかと思いますが。
A.これはやはり版権に対する考え方の違いがあると思います。たとえば
ノートや黒板にミッキーマウスの絵を描く、学芸会や文化祭で展示する
のであれば何も問題はありません。ただしね多くの人たちが目にする
ようなプールにディズニーのキャラクターをデザインとして描いて
それを小学校がアピールに使ったわけですから、看板に値するものと
ディズニー側は判断しました。もしこれを認めると、他のケースでも
認めなければならなくなってしまいます。ただし、これには後日談が
あります。ディズニーが彼らを全員、東京ディズニーランドに招待して、
彼らはみんな「やっぱりディズニーランドはすばらしい」といって
いたと聞いています。
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オリエンタルランド広報部(談)らしい。

これは以前の「○゛ィ○゛ニー便」に通じるものがありますが、要するにアレって1つ許可しちゃうと全部ダダ漏れになるってところが問題なわけ。だってふつうにはとバスツアーとか「東京ディズニーリゾート」って言葉使ってるでしょ。アレは商標を利用するのに対価を払っているわけで、ディズニー便を認めるとはとバスとかに怒られるから禁止しているだけの話。上記のプールのお話は、たぶんディズニーじゃなかったら、日本法人に裁量権があれば、「粋なはからい」で終わったのかもしれない。だけどディズニーですから(苦笑)残念ながらそれは出来ない。でも日本での最大限の「粋な計らい」は忘れなかった、と言うことなんじゃないかと(上記の記事の信憑性についてはここでは触れない)。

東京ディズニーリゾートは、他のディズニー・テーマパークと比べ驚くほど堅調に運営が行われています。それはたぶん、オリエンタルランド社という日本の企業が運営を担当していることが根底にあるんだろうなあ、と思います。んが、そういう企業の「粋な計らい」を強要することだけは止めましょう。企業というモノは大きくなればなるほど、簡単に思える「粋な計らい」の裏に恐ろしいほどの努力と信念が必要なんです。ディズニーみたいなマンモス企業ならなおさら。礼儀には礼儀で答える方向で(日本では「お客様は神様です」という間違った認識が横行しているから勘違いしやすいけど)

追記(2006/6/23)

はてなブックマークで見つけた、ディズニーに関する誤解についてのお話 – dpost.jp (2006-06-06)でも触れていますが、memorandum – ディズニーに対する誤解等の記事もご参照アレ。

さらに追記(2007/8/18)

あーこれはとどめというか完全版。こちらに凄まじく良まとめがありますので今後はこちらのURLを参照するとよいですよ→So-net blog:カモさんの立体写真so-net館:★プールのミッキーが消された真相を調べてみました♪

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