Gertie : 最後なわけがない(爆笑)

Gertieコラム★『生命を吹き込む魔法』、最後なわけがない(爆笑)。WF-Sectionがなくなってしまうという。僕はオーナーが送りつづけてきたすべてのコラムを再び読んだ。なんと愛情に満ちた文章だろう。そこに描かれた出会いと発見。もう一度読んで欲しい。たしかにニュースは時間と共に流されていく、新鮮さが命だ。もちろんニュースを投稿してくれる人の気持ちは、僕らとおなじだ。ただ違うのは、ほんのすこし、コラムを書くことは、恥ずかしいことなのだ。なぜならそれは自分の秘密の小箱を人に見せるのに似ている。とても自分には大切だけど、こんなことを誰かが一緒に微笑んでくれるだろうかと、会ったこともない君が、読んでくれることをひそかに期待しながら、わくわくしながら書き手は書いてきたのだ。

大石さんが海外のキャストと出会う瞬間を覚えておられるだろうか。単純な驚きではない。きっとこれから海外に行く人は、この深い喜びを共にできる。hanakoさんがパークで見つけた宝物を、ご覧いただいただろうか。ウォルトが生み出したキャラクター達は、大切な日を一緒に祝ってれる生命をえたのだ。ティンクさんの優しさにあふれたグッズへの眼差しを感じてほしい。はにかむような自嘲的な文体も、ディズニーを茶化しながらも、はじめて子供が買ってもらったおもちゃをお披露目するような、まっすぐな無邪気さがそこにはある。Kさんは、いつも読み手のことを忘れない人だった。どこにでもあるようなパークの情報を貼り付けるのではなく、いつだって自分がみつけた小さな発見を、知らせてくれたのだ。ぶるるんさんは、厳しい言葉を口にする人だった。それでも、一度でも誰かを無視しただろうか。人にとってもっとも残酷なのは、自分の存在をないがしろにする人だ。激しくぶつかり合っても、あなたを忘れない人は、ほんとうの窮地に、手を差し伸べる。誰も投稿しなくなった後にもmikeさんはコラムを贈ってくれた。この力強いエールをなぜ受け止められなかったのだろう。僕はせっかくの拙文をリンクで紹介してくださる承諾メールをくださったのにお返事を書かなかった。他の方にも書かなかったので、僕の偽善的な公平観で失礼してしまった。今、謝らなければならない。本当なら僕が、局長もぶるるんさんも、他の仲間達も、ふたたびウォルトの合言葉とともに、なにかを語りだせるように、言葉の力でしなくてならなかったことなのだ。僕は絵空事を心から信じてきた人間だ。言葉なんか役立たずでも、それでも僕は最後までそれを心に誓わなければならない人間だったのだ。

なにより僕の無力さを恥じよう。けれど、しょせんはバーチャルなインターラクティブとは僕は絶対に言わない。ウォルトがつくったものを君達はそう言うのだろうか。君達ならけして言うはずがない。インターネットにあれこれ書いてあることを切り張りして情報通をきどってはいけない。そんなものは誰でも、もう知っている。検索ロボットのほうがよほど名人だ。ほんとに知らないのは君の体験、君の思いなのだ。ウォルトの作品に君が触れたその瞬間なのだ。

僕はtakeshiさんが、なにかコラムとして書いてくれることを待った。数ヶ月間WDWで過ごした夢のような時間をなにか思い出したように書いてくれてもそれでよかった。気まぐれで買ったDVDやグッズの話題でもよかった。興味がなくなったのはわかっている。新しいことを始めたいこともわかっている。それでも僕は、ウォルトを、僕のように、みんなのように愛した君の文章を待っていたのだ。2ちゃんねるの切り張りなんか、クズ同然だ。君にはもっと宝物があったのに、君はそれを見失ってしまったのだ。

僕はフランク・トーマスとオーリージョンストンの書いた書物から自分のコラムの題名を『生命を吹き込む魔法』となづけてみた。本当はこんな僕のつまらない文章でも、もっと僕自身が見つけたいろいろなことを読んでくれていたみんなに届けることができたとおもうけれど、なにげないきっかけはすべて、takeshiさんの書くものに触発されて、はじめたことだ。だから彼が宝物を失った今、僕はもっと長い時間を待つことにしょう。生命を吹き込んでいたのは、キンボールやレス・クラークだけじゃない。それは、一瞬のサプライズのために順番をまっていた君、小さなフィギアを暖かい手で包んだ君、何気なく見始めたDVDに大笑いさせられた君、キャラクターに明日も頑張ろうと元気付けられた君、そんな君こそがアニメーションに生命を吹き込む魔法使いだ。